日々のこと1」カテゴリーアーカイブ

フラワーデモ@神戸(6/11)に参加しました

5/11の東京・大阪・福岡に引き続き、
6/11は全国各地9か所でフラワーデモが行われました。
神戸でも三宮の東遊園地で開催されました。

相次ぐ性犯罪の無罪判決や不起訴に対する怒り、悲しみを胸に、100名以上の女性、男性が集まりました。性暴力被害の当事者や、
この理不尽な社会への抗議を自分の言葉で訴えたいという人たちが、
ひとり、またひとりとマイクを手にしました。

100年以上前に制定された性犯罪に関する刑法が、2017年に改正されましたが、
性犯罪だと法的に認められるには、「暴行や脅迫」があった、もしくは被害者が「抗拒不能であった」ことを、
「被害者側が」立証しなければならないという点は、改正されませんでした。
このたび相次いだ無罪判決のなかには、
女性の意思に反する性交であったと認めながらも、
「抵抗しようと思えばできた」などという理由で、加害者が無罪となったものもありました。

なぜ、加害者に明確な拒絶が伝わらなければ、性犯罪であると認められないのでしょうか。
合意のない性行為は性犯罪であると、日本の司法が変わるように、行動を続けていきたいと思います。

フラワーデモは性犯罪に関する司法改正が行われるまで、毎月11日に各地で行われる予定です💐

2019年度日本フェミニストカウンセリング学会全国大会 in Tokyo

2019年度日本フェミニストカウンセリング学会全国大会が525日・26日に開催されました。

シンポジウムは「フェミニストカウンセリングを次世代にどう繋げるか ~多様性,少数性を尊重しつつ~」

フェミニストカウンセリングは女性への支援にとても有用な視点ですが、それを次世代にうまくバトンタッチすることは、日本のフェミニズム界に共通する課題でもあります。そんな課題を持つ私たちにとって、とても示唆に富んだお話しでした。

まずは、コミュニティを作るには、自分たちの活動をわかりやすく伝えることが大切です。
特に、相手にわかるように伝える!
「目的は伝わること。目的を見失わないようにしないといけません」
あたりまえのようなことですが、大切なことだと実感しました。 

また、サイレントマジョリティー(物言わぬ多数派)にどう訴えていくか考えることも、大切だとのことでした。

その方法として、

シンポジストの杉山文野さんはgreen birdでゴミ拾いの活動にも関わっているのですが、活動のコンセプトは「来たいときに来て、帰りたいときに帰る」だそうです。
終わった後の飲み会だけの参加もOK
そんなふうにできるだけゆるく呼びかけていく、というのもいいのではと感じました。

シンポジストの是恒香琳さんの目標は「お花がいっぱいの野原を作ること」です。
「ここはシロツメクサ、こっちはオオイヌノフグリ。さまざまな花が好きなように咲く、遠くから見るときれいな野原」を作ることだそうです。

自分らしく生きたい、誰の指図も受けたくない、私の意思を尊重してほしいと考えるさまざまな若い女性たちは、フェミカンに関心があっても自分から繋がることはごく少数。既に繋がっているように見える若者たちも、お互いの共有は難しいそうです。

ゆるく繋がっていたら、いつのまにかお花いっぱいの野原ができているのが一つの理想。
きれいなお花を咲かせるために、今のうちにフェミカンが地面を耕しておければいいなと思いました。
そして、若い人たちが良いと思っているものを、否定している自分がいないか、反省させられました。

 シンポジウムテーマは「次世代にどう繋げるか」でしたが、「フェミカンが若い人たちにどう繋がっていくかが問われている」と、コーディネーターの小柳さんがおっしゃっていました。
フェミカンの今後の目標が見えてきたシンポジウムでした。

来年の会場はなんと!!地元「神戸」です。
2020年523日・24日 神戸市内会場を予定しています。
また改めてご案内いたしますので、是非お越しくださいね。

 

フラワーデモ(5/11)に参加しました

フラワーデモは、性暴力と相次ぐ無罪判決に抗議するデモです
2019年4月11日に東京で、5月11日には、東京・大阪・福岡で行われました。
5月11日に、大阪のフラワーデモに参加した報告です。

当日、開催場所には15分前になっても数えられるほどの人しか見当たらず少し寂しく思っていたところ、
5分前になると花を持った人達が、駅からどんどん歩いてきて
あっという間に大集会となりました。その様子は本当に壮観でした。

デモでは北原みのりさん(作家)、小川たまかさん(ライター)、雪田樹里さん(弁護士)、藤木美奈子さん(作家・カウンセラー)などがマイクを握って抗議されました。

その後に続いて、当日集まった若い女性や、子どもが性暴力被害に遭った母親、男性、人前で話すつもりのなかった人までもが手をあげて声をあげて、
日本の間違った法律を変えていく決意や被害体験を語りました。
それぞれの話しに涙し、拍手し、強くて温かい共感の渦が湧き上がりました。

何よりたくさんの若い女性達が、
「将来子どもが産まれたあとに、安心して生きられる社会を作りたい」
と強く思っている事に、日本はきっと変わるだろうと勇気をいただきました。

憤りと抗議の気持ちでいてもたってもいられない人達が、怒りを原動力に集まった
というのが信じられないくらいに温かい空気です。
多くの方が、たった1人でネットの情報だけで集まった様なのですが、
被害者に見立てて握った花に心を寄せて、
最後には見ず知らずの人が声をかけあいお花をプレゼントしたりという、
奇跡のような時間でした

兵庫県でもフラワーデモがあれば良いなと思います

朝日新聞記事はこちら⇒https://www.asahi.com/amp/articles/ASM5C4K6LM5CPTFC006.html

毎日新聞記事はこちら⇒https://mainichi.jp/articles/20190511/k00/00m/040/137000c

神戸ソーシャルブリッジフォーラムに参加しました(2019/2/9)

2016年11月、フェミカン神戸は「女性への暴力防止及び被害者の支援活動」事業により、KOBEソーシャルビジネスマークを認証されました。
その後2017年度は神戸市ソーシャルビジネス推進助成を受けて、
「女性への暴力被害支援スキルアップ講座」(全4回連続)や他都市との情報交換会、SV研修など多面的に事業を推し進めてきました。
またスタッフの就労環境整備等のために専門家(例えば社会保険労務士、臨床心理士)の派遣制度を利用して、スタッフが質を維持しながら安定して就労していくための基盤を強化しました。

2018年度はステップアップ事業として認証され、
法人が今後も継続していくための取り組みがこの度モデル事業として認証されました。
この度、2019年2月9日に開催された神戸ソーシャルブリッジフォーラムの中で、神戸市長より認証書を手渡されました。

神戸ソーシャルブリッジのキャッチフレーズは「みんなの一歩が未来を変える!!」

「NPOや地域団体等」と「社会貢献活動を希望する人材」をつなぎ、地域社会の課題解決に協働して取り組むプロジェクトです。

少しだけご紹介すると、「NPO法人ママの働き方応援隊」という団体は、結婚や子育てを機に仕事を諦めない、「子育て」と「働く」のちょうどいい働き方のモデル作りを目指している団体です。子連れで訪問して授業を行う「赤ちゃん先生」プログラムの効果・成果を行政や企業に端的に説明できる営業資料作成と、「子連れで働ける健康カフェ」の運営マニュアルの作成にサポートを依頼され、その成果を発表されました。

いろいろな視点で活動を展開している団体があり、その活動を後押ししようと思う人とをマッチングして、
さらなる活動が広がっていく、確かに未来を感じるフォーラムでした。

カウンセリングルーム

年末年始の業務(12/29~1/4)

早いもので、今年も残り1週間ですね。

年末年始のお知らせです。
12/29(土)~1/4(金)はお休みいたします。
電話、メールのご対応も基本的には1/5以降の返信等にさせていただきます。

今年もたくさんの方とお会いし、活動ができましたこと、ありがとうございました。
皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。

 

高校でのデートDV 防止講座

12月14日に県立高校の生徒対象、デートDV防止の授業の講師に行きました。
約90分間のうち、講義とグループでの話し合いおよび発表の時間を半分ずつとりました。

グループでの話し合いでは、例として付き合い始めた高校生二人に起きた出来事をきっかけに、
その後二人にはどのような選択肢があるか、
そしてその選択をした後どのような展開が考えられるのかについて取り組んでもらいました。

高校生のカップルの事例です。皆さんも一緒に考えてみてください。
NPO法人レジリエンス提供資料 改変)
・・・・・・・・・・
Aさん(彼女)、Bさん(彼氏)
二人は付き合い始めて半年。
Aさんにとって、Bさんは周りからもうらやましがられる彼氏で、告白されて”いい気分”。
毎日駅で待ち合わせて帰るし、一緒にいないときはSNSをしています。
Aさんは初めは楽しかったけど、最近はやり取りするのがなんだか重いと感じています。

ある日、Aさんが「友達とカラオケに行くから明日は一緒に帰れない」というと
Bさんは「ふっざけんなよ!もっと早く言えよ!!」と持っていたカバンをAさんに思いきり投げつけました。
・・・・・・・・・・・・
さて、このカップルはこの後どうなっていくのでしょうか?

参加していた高校生は、ひとりひとり真剣にこの課題に向き合ってくださいました!
前半の講義内容を踏まえて
・暴力は繰り返されること
・自分たちにとって身近に起きる問題であること
・暴力を受け「傷つき」を負うだけでなく回復していく力があること
など事例を通して学ぶ機会になったという感想をもらいました。

また「性的同意」についても時間をかけて伝え、誤った思い込みを修正するように働きかけました。
【参考:ジェンダーハンドブック 京都男女共同参画推進協会
「好き」になった相手とお互いを大切にした関係を続けていくために何が必要なのかを、
一人ひとりだけでなくみんなで考えていくことが重要だと感じました。

国際ゾンタ姫路ゾンタクラブの卓話から

国際ゾンタ姫路ゾンタクラブさまと、長らくご縁をいただいております。

きっかけは、とある講座で、姫路ゾンタの会員の方がフェミカン神戸のスタッフが担当をした
DVをテーマにした分科会にご参加いただいたことからです。

その中で「DV被害者支援を広げたいと思うのだけだけれど、資金がなくて難しい」という話をさせていただいたところ
終了後「私たちはDVの被害者の方にはご支援できませんが、お金の支援ならできますよ」とお声をかけてくださいました。
そのご縁で、毎年卓話をさせていただきDV被害を受けた方の回復を目指した講座を開催するために助成金をいただくようになりました。
(写真は2018年の様子)
いつも、私たちが“やりたい”ということを“応援するよ”と、暖かく背中を押していただいています。
国際ゾンタ姫路ゾンタクラブのみなさまには心より深く感謝いたします。

その助成金を使わせていただき、
昨年度からは姫路を中心に近隣市にも応援をいただき、
行政とも協同してDV啓発講座「知ってて良かった!と思える DVの基礎知識」を開催しています。
今年度は第2弾!
講座の開催日は2019年3月12日。
テーマは「母と子への影響と回復」です。

DVは被害にあったお母さんだけでなく、子どもにも影響を及ぼすことを、そしてそれは離れた後になって行動に出てくることもあります。

DVを見聞きすることは子どもさんの心の傷つきになることもあるのです。
子どもは、意外とお父さんとお母さんのことをよく知っています。
緊張した空気やお母さんの表情に敏感になっていることもあります。
それでも、周りにいる大人が安定した関わりを持つことで子どもは回復していくことができます。
それがお母さんの自信にもつながっていきます。

DV被害にあった女性の支援をしているFCKのスタッフと
子ども支援に携わっている心理士の2人で、支援現場をから見えてくるものを中心にお話しします。

偶然にも、3/8は国連が定めた「国際女性デー」です。
この日、ゾンタクラブでもシンボルである黄色いバラに因み「ローズデー」と称し
女性のチャレンジや地位向上を目的とした活動をするそうです。

子どもの視点から、どのようなことが見えてくるのか、一緒に考えてみませんか。
詳細は年明けに発表します!

神戸市パープルリボンキャンペーン2018はすごい!

毎年フェミカン神戸も協力してきた神戸市DV防止キャンペーン”。
今年は11月1日~11月25日に市内イオン店舗の店内に、
紫色の商品を集めたコーナー「むらさき屋」と、オレンジ色の商品を集めたコーナー「オレンジショップ」が開設されます。(紫は女性への暴力防止オレンジは子ども虐待防止のカラーです)
またダイエー三宮店では1階正面玄関入口すぐの通路に啓発や相談先のリーフレットや啓発用グッズがおいてあり、通りかかる人たちが手にされていました。(写真)

他にも、大丸店、ダイエー店、イオン店内の女性用トイレには、
啓発コピーと相談先が印刷されたトイレットペーパー!
そのコピー文に思わず読みいってしまいました👀

皆さんもお出かけの際は、パープルグッズを探してみてください😉

恒例となったライトアップもあり、
11月11日にはumie大観覧車と明石海峡大橋、
12日にはフラワーロードのモニュメントが紫色に輝きました

11月3日にはハーバーランドで、「チェキで大切な人へ思いを伝えようプロジェクト」が実施され、こちらも多くの方が心温まる時間を過ごされたそうです。
DVと子ども虐待、どちらもなくしていこうというメッセージが多くの人に伝わることを願っています。

企業でのハラスメント研修

9月10日と20日の2日間にわたって、
神戸リハビリテーション福祉専門学校の教職員の皆さんを対象にしたハラスメント研修に行ってきました。

学生さんたちは人とかかわるお仕事を目指しておられ、年齢層もさまざまで、実習へ行くこともあるそうです。
そんななかで、もし、学生さんたちがハラスメントの被害を受けた時、
一番身近にいる教職員の方々が、どのように対応すればよいのかを女性相談の視点でお話ししました。
特に被害にあわれるとどのような心理状況になるのかをお伝えしました。

嫌がらせの言動を、
多くの時間をそこで過ごし、
しかも収入を得る場である職場で繰り返し行われることの苦痛、精神的ダメージ。
しかも加害相手が権力をもっている上司という立場であるからこそ、嫌だと明確に意思表示できない
のがハラスメントの特徴です。

そのような職場環境にいる被害者の置かれた立場に立って、話を聴くこと。
その大切さをお伝えしたところ、とても熱心に聞いて下さいました。
ハラスメントは当事者間だけの問題ではありません。
組織全体が取り組む問題であり、学生さんをはじめ、そこにかかわるみんなの問題なんだと意識していただけたと思います。

皆さん、大変お疲れさまでした🍀

相談員研修の講師

年に何度か相談員を養成する研修の講師としてご依頼を受けています。
フェミカン神戸でも隔年で電話相談員養成講座を実施しており、
これまでの内容は、前半に理論編、後半は事例検討やロールプレイを中心とした実践編です。
こうした取り組みをしていることも反映されています。

この度は、DVなどの事情でひとり親(主に女性)になった方からの相談を受けるための相談員研修に行ってきました。
研修の時間が限られていたため、
前半は相談員に必要な基本的なスキル
‐中でも「質問」「要約」を意識したロールプレイに取り組んでもらいました。
相手の心情を推し量りながらも、今困っていることや気持ちや意志、支援に必要な情報を聴き取るトレーニングとも言えます。
時には踏み込んで聴き取る必要がある場合や
相手の気持ちに寄り添うだけでも十分な場合など、
ケースバイケースの対応が求められます。
参加された皆さんはスキルアップ研修ということもあり、積極的に取り組んでいらっしゃいました☺

そのうえで後半は
「社会に根強くあるジェンダー規範の影響で、
女性だからこそ、母親だからこそ抱えやすい悩みや問題」
を読み取る視点をもっていただけるように働きかけました。

今後も、相談を受ける方のスキルアップ、ジェンダーの視点に立つ取組の広がり、等
間接的な支援の場でもお役にたてるよう、私たちも研鑽を続けたいと思います💫