日本FC学会基礎講座に参加しました

今年も7月の3連休に日本フェミニストカウンセリング学会の基礎講座が開催されました。(@金沢)
テーマは「性暴力被害からの回復とフェミニストカウンセリング」

DVや性暴力など「女性に対する暴力」被害からの回復に欠かせない
フェミニストカウンセリングとアドヴォケイト、とはどういったものか
講義を聴いて、グループで話し合いをしました。

同じ女性として、地続き感覚があるのに
女性同士で対立させられている(>_<)
「水平の暴力」
という言葉が多くの方に響いていました。

また、性暴力被害者をサポートする医療現場の現状を産婦人科医の種部先生、
裁判の場でいかに性暴力被害者を擁護していくのかを弁護士の黛先生におききし
いずれも、被害者の心のケアだけでなく、
被害者の語りをどう読み解くのかが重要で、
被害者のストーリーをフェミニストカウンセラーがともに作っていくこと
が回復に大いに役立つのだと話されました。

フォトジャーナリスト大藪順子さんの写真展も同時開催され、
大藪さんの回復への道すじやストーリーを聴くことができました。
大藪さんは加害者への手紙を出すことが
「怒り」に向き合うことであり、
被害を受けたことの意味を見出すことにつながった
と語られたのが印象的でした。

地元の参加者が約半数おられ、
来年金沢で開催される全国大会の追い風になればいいなと思いました。
下の写真は金沢で活動されている「かなざわDVサポート凪」の
ダブルリボンバッチです。
「子どもへの支援は女性への支援なくては、なしえない!」
それが今回一番強く感じたことでした。

20150728