声を上げる・行動する

最近、勇気ある行動に心を動かされることが多いです💜

最初に声をあげること。
行動で自分の立場や生き方を示すこと。。。
みなさんはいかがでしょうか?

「MINAMATA」という映画を観ました。
水俣病の映画、EugeneSmithという写真家の話、ですが、それにとどまらず
小学校で習った”公害問題”の知識では全く見えてこなかったとても困難な対立が描かれており
そこに生きる人々の心情が伝わる映画で、とても心に残りました。

私たちの社会がいつも含んでいる「対立」。
その多くはお互いが「正しい」と信じる物が違う、ゆえに起きているのではないでしょうか。
「正しさ」と「正しさ」という、観念のぶつかり合い。

そのことを考えている中で、少数者の声をなかった事にしてしまう「多数決」というあり方を、
幼い頃からあたかも正しい唯一の方法かのように身につけている自分に気づきました。

最近出席した会議でどなたかが「多数決で決めましょう」と言われ、
少数派(ひとり)を自覚していた私は「言っても無駄だった」と空しさを感じたと同時に
責任が減った安堵のようなものも感じました。

結果、私とは違う意見が賛成多数で採用されたのですが、
そこに「本当にこれで良いのか」と私に聞いてくれた方がいて、その言葉にハッとさせられました。
私の少数派の意見を、もう一度みんなと同じ土俵に上げてくれたのです。

小さな出来事でしたが、上手く行動出来なくても、意見を通すことができなくても、せめて理解されることでその場に繋がり続けることができるのだと体験しました。

多数決と言えば、選挙ですね。
今回の衆議院選挙では「ジェンダー・多様性」に関する公約も争点になっています。
社会に残る慣習、作られた「正しさ」。
今まで疑われさえしなかったり、疑念を持っても大きな声にかき消されたりしたこともたくさんあります。

日常生活では、私はそうしたことを、つい置き去りにしてしまいがちなのですが、
MINAMATAの映画をきっかけに自分に問い直し、
投票に行くこととともに、改めて、一人ひととしての行動でできること、フェミカン神戸としてできること、など引き続き考えていきたいと思います。

何かを「する」ということは(「しない」という行動を選択しても)
必ずそこに変化を生み出します🌱
常にポジティブな変化を生み出せるような選択をしたいと思います。