フェミニストカウンセリング

フェミニストカウンセリングでは、女性個人の悩みの原因を本人の性格や病理の問題のみに帰せず、社会が求める「性役割意識*1」がその生き方や考え方、生きにくさを作り出していると考えます。

私たちはそうした社会が女性に求める ‘あり方’ や ‘生き方’ にとらわれず、ひとりひとりの生き方に寄り添い、エンパワメント*2の過程をサポートします。ひいては、女性が家庭や職場等で主体的かつ多様な生き方を選択でき、性別にとらわれなく誰もが生きやすい社会をめざしています。

また、セクシュアルハラスメント、ドメスティックバイオレンス(DV)、性虐待、性暴力など「女性への暴力」被害にあった女性がエンパワメントされるには、被害女性の視点と立場に立つフェミニストカウンセリングが特に有効です。

「女性への暴力」はなぜ起こるのか、被害を受けた女性が心身に受ける影響、どのような回復の道を辿るのかを、被害女性に寄り添い、共に歩む中から理解し、サポートします。

*1: 性別役割意識:「女性(または男性)だから~しなければならない」などと性別ゆえに社会的に期待された行動パターンの思い込み。
*2: エンパワメント:自分の本来持っている力を取り戻すこと。

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