投稿者「wmaster@fck」のアーカイブ

【募集中】共同親権を学び、支援について考える講座

ひょうごDV被害者支援連絡会(略HYVIS:ハイビス)の講座のご紹介

日時  2025年2月9日(日)13:30~15:30
講師  鄭 聖愛(ちょん そんえ)弁護士 (神戸はるか法律事務所)
会場  神戸市男女共同参画センターあすてっぷKOBE 2Fセミナー室3
定員  30名
対象  女性のみ
参加費 無料

「共同親権」を導入する民法の改正案が、2024年5月に可決・成立し、2年以内に施行される見通しです。
DV被害者を支援するうえで、「共同親権」の内容や予想される問題点を学び、
被害者の安全を守るためにできることを検討し、より良い支援について考えます。

詳細・お申込みはこちらのリンクより
HYVISホームページ

【参加者募集】2025.2.28@姫路 知ってよかった!と思えるDVの基礎知識

DVのことを警察で相談したり、通報することを躊躇していませんか?
被害者と加害者が同居・同棲しているときなど(避難前)も、
別居や、交際を解消した後など(避難後)も、
警察は安全な生活ができるように助言や対応をしてくれます。

とはいえ
「警察はハードルが高い」
「110番したら取り返しがつかないのでは?」など、
警察に相談することの不安は、相談の現場でよく耳にします。

警察に相談するとどうなるのか、どんな支援を受けられるのか、
長くDV被害者支援を行ってきたフェミニストカウンセラーと一緒に学びましょう。
DV被害者支援のポイントもお伝えします。

2025年2月28日(金)15:00~16:30
会場 イーグレ姫路
講師は認定フェミニストカウンセラーと、兵庫県警察本部の職員の2名です。
参加費無料(2/20までに要申込)
有料一時保育あり(2/13までに要申込)
詳細はちらし↓でご確認ください
チラシ(表)
チラシ(裏)

申込フォームはこちら
https://forms.gle/1Kvx4Q1d1H6EyB9c7

本講座のについてはこちらのページもご覧ください
【募集中】2025.2.28@姫路 知ってよかった!と思えるDVの基礎知識 | フェミニストカウンセリング神戸

【報告】2024/11/10 アクティブ・バイスタンダー

2024年度公開講座 女性への暴力を許さない連続講座No.20を開催しました。
作家のアルテイシアさんからフェミニズム・ジェンダーについて楽しく学びました。

「ジェンダー感覚は九九のようなもの。ジェンダーギャップ指数146か国中118位の日本で生まれ育つと、ジェンダー感覚はバグって当然」と言われ納得。
反面、自分の発言が知らぬ間に人を傷つけているのでは?と、振り返る機会となりました。
みんなアップデートの途中!一緒にアプデしていきましょう。

暴力を見かけたときの第三者介入の方法として「5D」

・Direct(直接介入する)
・Distract(注意をそらす)
・Delegate(助けを求める)
・Document(証拠を残す)
・Delay(後からの対応)

を学んだあと、
グループワークで「こんな場面ではどんな第三者介入ができるか」を話し合いました。
盛り上がって時間が足りなかったグループもあったようです。
アルテイシアさん、参加者の皆さん、ありがとうございました!

以下、参加者アンケートより感想をいただきました。

・アクティブ・バイスタンダーを実行していきたいと思います。介入する際にも、対立と分断に気をつけて、「ジェンダー表現あるあるNG」をチェックしていきます。印象に残ったことは、回復は被害者が自己決定権を決めるという言葉です。ありがとうございました。

・思いやりでは差別を解決できないと思ってきたので、「差別は構造だ」とおっしゃって下さり心強かったです。不安を利用して分断させる権力者のことや、自己決定の意味、憲法は公権力をしばるものなど、確認できてよかったです。気づかない人やジェンダーバイアスを使っている人にどう返したらいいか、暴力への介入のし方を知ることができてよかったです。

・言葉をたくさん知りました。インパクトのあることば“Mee too”“アクティブ・バイスタンダー”は人を動かす力があると思いました。意識改革、社会改革には教育が大切だと思います。ありがとうございました。

・個人としてできることがたくさんあることに気づけた。ただ、対集団や今の社会背景(セカンドレイプ・二次被害の多い状況)の中で、包括的性教育や今日教えてもらったようなことを伝えた時に、伝わらないモヤモヤをどうしたらよいのか?という気持ちになった。このモヤモヤが原動力になることもわかった。

アクティブ・バイスタンダー

【参加者募集・2024年11月10日開催・参加無料】
講師:アルテイシアさん アルテイシア lit.link(リットリンク)

日時:2024年11月10日(日)14:00~16:30
場所:あすてっぷKOBE(神戸市男女共同参画センター)
参加費:無料
対象:女性支援をしたい方・テーマに関心のある方
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申込リンクはこちら
https://forms.gle/w6VjWLZoXZiaCs8q9
・Googleフォームに必要事項をご記入、送信して下さい。
・送信をもってお申込みを完了します。
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DV、性暴力、虐待、いじめ、パワハラ、、、
それら暴力が目の前で起きているとき、あなたならどう行動しますか?

何とかしたいけど、
「どうやって助ければいいのか
どうやって被害者の味方になればいいのか」わからず、
結局、何も行動できなかった経験がある方も多いのではないでしょうか。

その場にいる人が”何も介入しない(傍観しているだけ)”というのは、
暴力を容認しているのと同じなのです。

これは、被害者に対して
”私たちは暴力行為を否定しない(=容認する)”
というメッセージを送ってしまいます。

そのメッセージは被害行為に加え、”二次被害”となり

被害者は
「被害を受けても仕方なかったんだ」
「加害者の行動が社会的にOKで、私が悪いんだ」
「恥ずかしい」…など
誤ったメッセージと更なる傷つきを受ける可能性があります。

講師のアルテイシアさん アルテイシア lit.link(リットリンク)
から、
暴力のある場面で第三者ができる介入について学び、
「行動のできる第三者」=「アクティブ・バイスタンダー」になりましょう!

★募集記事(リンク)も併せてご確認ください★

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申込リンクはこちら
https://forms.gle/w6VjWLZoXZiaCs8q9
・Googleフォームに必要事項をご記入、送信して下さい。
・送信をもってお申込みを完了します。
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ガスライティングという支配

このコーナーは、フェミカン神戸スタッフが、最近読んだ本の個人的な感想を書いています。

今回紹介する本

ガスライティングという支配 関係性におけるトラウマとその回復
アメリア・ケリー[著]
野坂祐子[訳]
日本評論社

・・・・・・・・・

ガスライティング(Gaslighting)という言葉、聞かれたことはあるでしょうか?

私は、この本を通じて初めて学んだのですが、
相談現場でよくお出会いする
“これくらいのことで…”「私がおかしい」「こんなことも分からない私がだめ」「私の感じ方が間違えている」
…と思いこんでしまっている(混乱している)方に
何が起きているのか、回復のためにどう支援するのか、のヒントをもらえました。

ガスライティングとは、加害者の作った“嘘のネガティブなストーリー”を、繰り返し、いろんな言い方で伝えることで、嘘が本当かのように思わされてしまう、情緒的コントロール(emotional abuse)です。

よくある7つのテクニックとして次のものが紹介されています。

否認 / 聞こえないふり / 矮小化 / 価値下げ / 無効化 / ステレオタイプ化 / 論点のすり替え

例えば、DVの場合だと
「これくらいのことで通報しても相手にされないよ(矮小化・ステレオタイプ化)」とか
「離婚するっていうことは、責任を放棄するつもりなんや(論点のすり替え)」というふうに、
間接的に相手を不安にして、相手の行動を思い通りにしてしまう言動です。

いわゆる“(人格を否定する)暴言”とは違って、言われた人も、周りの人も、被害だと気づきにくいのではないでしょうか。

でも、立派に(?)相手の心を傷つけて、トラウマなどの害を及ぼす暴力なんです。

本を読みながら、改めていろいろなクライエントさんを振り返ると、
DVだけでなく、親子における精神的暴力、母親からの言葉、または職場のモラハラのなかでも用いられる、とってもわかりにくい(巧妙な)方法でのコントロールも、
「これもガスライティングやん!」と思うことがたくさんありました。

他の暴力といっしょで、「これはガスライティングだ」と気づくことが、その支配から出る1歩ですね。

また、ガスライティングは女性が特に被害を受けやすく、ジェンダーバイアスによる社会の構造的暴力とも密接な関係があります。

本書では、個人と個人のガスライティングだけでなく「社会的ガスライティング」という見方も紹介されており、「個人的な問題は社会的な問題(personal is political)」を軸に活動している私にとってはとても興味深い視点です。

例えば、夫婦で車を購入しに行ったとき、なぜかバイヤーさんが夫の方ばかりを見て説明をされて、、決定権の場面では「ご主人さんどうですか?」みたいな経験はないでしょうか?
もしかすると、“女性は無力だ”というステレオタイプが、そのような言動を生んでいるのではないかな、、と思いました。

また、私自身も気づかないうちにガスライティングをしている(加担している)こともあるかもしれません。

そして、ガスライティングからの回復のために役立つ
様々なワークや、
ヨガや呼吸法、タッピングなど身体を使ったリソーシングもたくさん紹介されています!

これを機会に、学びを深めたいと思っています。

【報告】2024/5/25.26 日本フェミニストカウンセリング学会全国大会

春の富山で、日本フェミニストカウンセリング学会の全国大会が開かれました。

コロナ禍を経て、会場に参加者が集い、語り、聴き、食し…
とてもにぎやかで、エネルギッシュで、なんだか懐かしい感じもしました。

私は割と人見知りなのですが、フェミカン学会の集まりでは、
はじめてお会いする方とも、地域や年代を超えて、素直に、正直に話ができてしまいます(^^)
女性支援について。それぞれの活動。自分のこと、、話と興味は尽きません。

また、博多ウィメンズカウンセリングのスタッフの方と一緒にワークショップも担当しました。
”女性”として生活するなかで、私たちがどのような神経系のパターンを作り出し、適応してきたのか
を、参加者のかたとともに探求しました。
ジェンダーの視点を共通項として、ポリヴェーガル理論を使った理解やアプローチについて学びを得ました。

年末年始のお休みのお知らせ

神戸は急に冷え込んできました。
暖かい食べ物が恋しいですね。

さて、年末年始のお知らせです。

年内は 12月27日(水)まで
年明けは 1月5日(金)より ご対応させていただきます。

皆様、良いお年をお迎えください。

12/10・11@明石市役所 DV被害者支援者養成講座

明石市様より運営委託を受け
12月10日(土)11日(日)の2日間、DV被害者等支援者養成講座の講師をします!

当法人は20年以上、DV被害者支援をしており、
また、カウンセリングでは、被害を受けた方と一緒に
被害の影響からの回復の過程を歩ませていただいています。

被害を受けている方は
相手に「怒ったり」、相手から「離れようとする」、よりもむしろ、
ご自分を責めたり
周囲の人は”危ない”と思っていても”私はまだ大丈夫”と思ったり、
相手のために自分が変わろう、などとされることもあります。

それはなぜなのでしょうか?
また、周りの人や支援者はどのような関りができるのでしょうか?

この講座ではこのようなこともお話ししたり、
ワークも取り入れて体験的に学んでいただける場にしたいと考えて準備しています!

2日間の講座なので、基礎的な内容から
トラウマについてや、被害者支援の制度など、より発展的な内容も予定しています。

「これから明石市で支援活動をしたい方」が対象です。
身近な方の理解ある対応は、被害を受けた方にとっては大きな力になります。
”学ぶ”という小さな支援活動から始めてみませんか?

詳細は明石市ホームページ(「明石市DV被害者等支援者養成事業」をごらんください)
https://www.city.akashi.lg.jp/community/danjyo_ka/no_violence/taisaku.html

お申込みはこちら
https://www.e-hyogo.elg-front.jp/hyogo/uketsuke/form.do?id=1694059550119

しみん基金・KOBEさんのブログにご紹介いただきました

子どもとかかわる大人のためのトラウマインフォームドケア講座
開講して半年、100名を超える方にご受講いただいています。
そして今月末までが視聴期限です💖(2023年8月末まで)
まだお申込みでない方、お見逃しなく!

この講座の開催にあたり、資金面で支援をしてくださった「しみん基金・KOBE」さんのスタッフの方が
講座の感想をブログに書いてくださいました。
↓記事はこちら↓

トラウマインフォームドケア講座を拝聴しました – しみん基金・KOBE 事務局ブログ (stylebuilt.co.jp)

💁🏻お申込みはこちらのリンクよりどうぞ

講座・講演会の実績まとめ(2022まで)

このホームページが今の形になって、もう10年近く…
情報がごちゃ混ぜになっているので、少しずつメンテナンスを始めています。
まずは、講座・講演会の実績をまとめてみました。

<これまでの講座・講演会の実績>

今日は2016年度から2022年度までに
当法人で講演会や学習会を開催しているものを追加。
その時々のブログ記事にリンクも貼っていますので、
フェミカン神戸を最近知ったよ!という方には、私たちの活動をもっと知って頂きたく、
ずっと前から知ってくださっている方には、その時代を感じるテーマとともに、、
もしよければご覧ください。

「講座・講演会」のページの 一番下
<これまでの講座・講演会の実績>からも見ていただけます。