昨年好評だった「DVの基礎知識」の第2弾。
今年は、母と子に焦点をあてたテーマで開催しました。
フェミカンからは、姫路ゾンタさんとの出会いになった「こころのケア講座(NPO法人レジリエンス提供)」のプログラムを使って、
DV被害に遭うとどんな影響を受けるのか、被害女性だけでなく子どもの視点からも考えてもらいました。
また、児童家庭支援センターすみれの鈴木さんからは
「こわい目にあったアライグマくん」の絵本を紹介しながら、トラウマにあった子どもに起こる行動や考えをお話してくださり、参加者からはとても好評でした。
この絵本は、
「アライグマくんは、こわい目にあいました。
こんな目にあったことは、今までにありません。
アライグマくんのむねが、どきどきとなりました。
こんなにおそろしいできごとがあるなんて、こわくてたまりません。」
とはじまります。
DVを目撃することは子どもにとって児童虐待です。
アライグマくんと同じようにこわい思いをしたかもしれません。
その時子どもは、アライグマくんのようにとても怖くてつらいできごとを、自分にはどうすることもできないと感じているかもしれません。そして、そのことをどう伝えてよいのかわからないかもしれません。
もし、この本を読んだら、「ぼく(わたしも)と同じだ。自分ひとりじゃない」って感じるかもしれません。
子どもたちの回復力は大人より早いそうです。
被害にあっても適切な関わりをしてくれる大人がいることで、子どもたちは回復していくことができるのです。と、鈴木さんから実践を交えながら学びました。
私もそんな大人の一人でありたいなあと思いました。