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【共催】解離に苦しむ当事者を支援するための養成研修(1/13)

2018年1月13日(土) 10:00~16:00
@神戸市男女共同参画センター

「解離」
暴力被害や性暴力被害による症状の一つとして
ときどき耳にする方もおられるのではないでしょうか?

でも、一体❓

どのような症状で、
解離の症状を持った当事者は日常生活でどのようなことに困り、
私たちに求められる理解ある対応とはどのようなものなのでしょうか?

解離(だけではありませんが…)の症状を持ちながらも、
日常生活を安全に送ることで
被害者は回復されます。
安心して回復ができるあたりまえの社会になればいいな、と思います。

そのために、

自分の症状や困難を理解してもらいにくい当事者
相手の状態を理解した対応に苦慮している支援者や周囲の人
ちょっとしたズレが二次被害やさらなる傷つきにならないよう
基本的な症状や対応を学ぶ機会になることと思います❤️

今回の養成研修は、性暴力やDV被害者支援、また支援者の養成をされている
東京のNPO法人レジリエンスが主催される研修です。
フェミカン神戸も、今回の開催にあたり、共催をさせていただいています。

是非ご参加ください💫

お問合せ・お申込みはNPO法人レジリエンス(kairi.kansai@resilience.jp) まで。

 

公開講座のご報告~13歳「私」をなくした私

11月28日に、公開講座(女性への暴力を許さない連続講座)を開催しました。

講師は、13歳で実の父親からの複数回にわたる性暴力を受けて育ち、
トラウマと複雑性PTSDの症状に苦しめられながらも自分の心の傷と向き合ってこられた山本潤さんです。
SANE(性暴力被害者支援看護師)という資格を取り、
患者のケアをすることで、ご自身の被害体験から目をそらせない環境で生きる
という、凄まじい道を歩んでこられた潤さんから、多くの学びを頂きました。

冒頭では、
隣同士ペアになった相手に自分の初体験の話をして下さい👩‍👩
というお題のワークです。
どんな場所で、どんな姿勢で、射精のタイミングは等、詳細にという事でした。
(くれぐれも、性被害やトラウマの影響が大きくない大人向けのワークということです。)

どうしよう…年齢は覚えているけど来ていた服や、詳細、なんて覚えていない💧
そのうえ自分の気持ちではなく相手の取った行動まで詳しくなんて、とても覚えていない💧
しかも、どんなふうに話せばいいんだろう💧
心臓がドキドキし、とても焦りました💦

参加者の皆さんほとんどの方が、焦り、戸惑い、、
何とも言えない気持ちになったのではないかと思われ
会場は凍りついた様でした。

結局話さなくて良かったのですが、
ワークの狙いは被害を打ち明けることの難しさ
を体感するもので、 それはいきなり参加者の私達への学びとして伝わりました。

そのほか、回復への道のりについて様々な角度からお話しいただきました。

性暴力被害者の回復の為の支援に必要なことの中で、必ずやっていかなければいけないのは、被害者が安心して生活のできる安全な社会を準備する事です。

現状、日本はあまりにも”性暴力に寛容な国”だと言わざるを得ません😢

刑法改正の不十分さを周知し3年後の見直しを実現させる為のアクション、
学校での性教育、
ジェンダーバイアス…

変えていかなければいけない問題が山積みですが
楽しみや喜びの時間を持つセルフケアも忘れずに🌹
優しい雰囲気で会場を包んで下さった山本潤さん
そして、ともに学びの時間を持てた45名の参加者の皆さまに、
心からお礼を申し上げます。

支援スキルアップ講座の報告④

連続で書いてきましたご報告も、今回が最終回です。
9月23日午後は…
◆アドボケイト(権利擁護・代弁)の役割
講師:福岡ともみさん
(NPO法人性暴力被害者支援センター・ひょうご事務局長
認定フェミニストカウンセリング・アドヴォケーター)

”フェミニストカウンセリング・アドヴォケイト”とは何か?
性と生殖に関する健康/権利の視点から、
刑法、母体保護法、民法の問題点が浮かび上がります。
こうした、社会的格差に意識的であることが
フェミニストカウンセリング・アドヴォケイトの特徴です。

アドヴォケイトの柱として、
「受容」
「心理的情報提供」
「孤立無援の防止」
これら3つが双方向的に関連しています。

この視点を持ち、
被害女性が何に困っているのか
被害女性の強みは何かなどを検討するワーク✍️
支援者が、たくさんの強み(リソース)を発見できると
共に無力感に陥ることが減る(無くなる?!)ことが体感できました😃

回復の主体はクライエントであるということ。
安全・安心な人間関係の網の目の中で回復できること、
回復は右肩上がりではなく螺旋状であること。
また、二次被害を防ぐために大切なのは
対等な関係性を意識することです。
これらはフェミニストカウンセリングが大切にしていることですが、
それでも、支援される側には自らを下位に置いてしまうことがありがちだ
ということを、改めて、支援者がセンシティブに意識している必要があります。

そして、
支援者自身の心身の状態にもセンシティブに!
二次受傷を防ぐための方法も紹介してくださいました。
支援者自身も自分の強み、心の栄養補給を大切にすることが大事です
🐱🌿🐱🌿🐱🌿🐱

個性あふれる講師陣が、
ジェンダーという共通の軸をもち
被害者を支え、支援者を支えている💫
そのつながりの輪を、
参加者の皆さんと確認させていただいた全4回の講座でした。

それぞれの持ち場で
これからの実践に活かしていただけますように☆

 

支援スキルアップ講座の報告③

女性への暴力被害支援スキルアップ講座~ジェンダー(社会的性差)の視点を軸にして~
2日目は9月23日。
◆「人は人の中で守られる」地域に根差した中長期支援
講師:認定NPO法人 いくの学園 スタッフ

いくの学園では、
「482人の声を聴きました」
というDV被害当事者の自立支援に関する調査報告書を出されています。
内閣府の調査では「無効回答」などに分類されてしまう可能性もある、
性的マイノリティの方の声もしっかりと報告書にしたそうです。

調査から見えてきた、シェルターから出た後の被害当事者の困難
に対する支援として、生活回復支援を行っておられます。
被害当事者の困難を、「トラウマ関連障害」と捉え、
国からの支援を受けて障害福祉サービスを提供できるようにされました。
しかし、サービス受給のためには
役所への申請
精神科医療への受診
認定調査のための面接など、
当事者にとってはいくつものハードルがあります。

被害者の権利擁護のために学園スタッフがかかわりますが、
トラウマ関連障害は支給者側が持つ”身体障害”等による生活困難のイメージ
とは異なった困難であり、
どちらも日本語でやりとりをしているのに、
「言葉が通じない」
と痛感することがよくあるそうです。

こうした困難を伴うやりとりをも
啓発のチャンス👆🏽

国や社会の求める「自立」が、
「働いて税金を納める」だとすれば、
学園いう「自立」は
🍀本人がどう生きたいのかを感じ、言葉にし、
その助けを得られること🍀

このように、社会に既存の概念に振り回されず、
でも社会の中で被害者の方とともにサバイブしている様子をお聞きし、
多くの感銘と、参加者と講師の言葉ではない一体感💞 を感じた時間でした。

当事者の権利擁護のお話は、次回の
◆アドボケイト(権利擁護・代弁)の役割
講師:福岡ともみさん(NPO法人性暴力被害者支援センター・ひょうご事務局長
認定フェミニストカウンセリング・アドヴォケーター)
のお話にばっちりつながります!

支援スキルアップ講座の報告②

◆DV被害者心理の理解と支援~被害者は、なぜ逃げないのか?~
講師:内藤みちよさん(京都府家庭支援総合センター心理判定員・臨床心理士)

京都府家庭支援総合センターの心理判定員として、DV被害者に接しておられる経験から、被害女性に見えている現実を、まるで“翻訳”されるように話していただきました。

支援者が被害女性と一緒にいるとき、彼女が一瞬、からだを固くしたので、
「どうしたの?」と尋ねると、「今、夫に似た人が見えた」と答えたそうです。
同じものを見ているはずなのに、支援者には見えず、当事者にしか見えない。
被害女性の現実とは、周りには見えないものだ
と、このエピソードから気づかされました。
支援者に必要なこととして、
🌱つながった手を離さないこと
🌱支援者自身の人権意識や、ジェンダーの意識をもつこと
が大事だと話されました。

また、相談者への実際の対応の練習として、言い換えや応答の練習のワークをしました。

自己否定や自責感、
世の中へのあきらめ、
人への不信感
などを口にされる被害者へ、どのような応答ができるでしょうか❓
印象的だったのは、
自分の選択に対し、「これでよかったのでしょうか」と問われた時、
支援者にもわからない選択の是非を、
「これを選んでよかったと言えるように、これからしていきましょう」と、
内藤さんは答えられたそうです。

選んで終わりではない。選んでよかったと思えるようにする💕
それはつまり、自分が自分を幸せにしていく主体になるということ

実践的で力をいただけるお話でした!

 

次回は、人は人の中で守られる」地域に根差した中長期支援
講師:認定NPO法人 いくの学園 スタッフ
の様子をご報告します。

支援スキルアップ講座の報告①

9月16日・23日の2日間、『女性への暴力被害 支援スキルアップ講座~ジェンダー(社会的性差)の視点を軸にして~』と題して、支援者向けの講座を開催しました。

各日とも2枠、計4名の講師に来ていただき、
両日併せてのべ68名の方とともに学ぶことができました。
ありがとうございました😊😊

いずれもとても濃い内容でしたので、各回に分けてご報告します✍️

では、早速9月16日
DV法の施行から16年、今、現場で求められている支援とは
 講師:近藤恵子さん(NPO法人 全国シェルターネット理事)

まず、DV防止法施行から16年経ち、被害者支援の現状は支援格差が広がったと、
近藤さんは指摘されました。
官民の支援格差、自治体間の支援格差、専門機関の連携格差です。

そして、さまざまな統計から、ストーカー、DV、セクハラ、性被害等、
女性への暴力の状況を読み解き、被害が過酷化し若年化が進んでいることがわかりました。

さらに、日本の自殺率の高さは、よく問題としてとりあげられるところですが、
近年の国の取り組みが奏功して減少傾向にある一方、
男女別にみると昔から女性の自殺者数はほとんど減っていないそうです!
内閣府統計へのリンク
男性の自殺者数が増えることで対策が講じられています

以前、上野千鶴子さんが「問題が“脱ジェンダー化”すると、問題となる」
と言われていたことを思い出しました。

皆さんの実感は、どうでしょうか❓❔

また、国が女性に対する施策に力を入れていないことに、強い怒りをあらわし、
婦人保護事業の根拠法として機能していない売春防止法ではなく、
女性のニーズに対応できる総合的支援のために『女性自立支援法』をと、話されました。

参加された方のご感想から、
過酷な現実と、それに取組み続ける近藤さんのパワフルな姿勢に
刺激と勇気を得られた方も多かったようです💖

次回は、
◆DV被害者心理の理解と支援~被害者は、なぜ逃げないのか?~
講師:内藤みちよさん(京都府家庭支援総合センター心理判定員・臨床心理士)
のご報告をさせていただきます。

女性への暴力被害支援スキルアップ講座(9/16・23)

9/16と23に開催する「女性への暴力被害支援スキルアップ講座」
いよいよ、今週末です!
たくさんのお申込みをいただき、ありがとうございます。

9/16は定員に達していますが、あと若干名、受付可能です。
9/23はまだすこし定員に余裕があります。
興味がありましたらご参加ください!
↓↓↓
お申込み、詳細はこちら

担当していただく講師からの資料が届き、準備を進めています。
当日は盛りだくさんの内容になりそうです🌟
ご期待くださいね。

 

☆開催中・申込随時☆気づきと回復の講座(@尼崎市)

尼崎市女性センタートレピエで、今年も「気づきと回復の講座&語り合い」をしています。

5月に始まり4か月。
最初は緊張感も漂っていましたが、だんだんリラックスした雰囲気になってきました❤️
受講生の皆さんが、熱心にメモを取り、うなずかれたり考え込まれたりしながら
参加される真摯な姿勢に、私たちファシリテーターもエネルギーをもらっています😉😉
講座の終了前の10分ほどは「アートの時間」
絵や工作、ビーズなどの作業をしながらこころのケアをする時間です。
時にはファシリの下手な冗談にやさしく笑って下さる受講生のみなさん、
いつもありがとうございます。12月までよろしくお願いします。

この講座に来られる方はDVの被害を受けた人
(講座では輝く力を持った人という意味を込めて「ほし(☆)さん」と呼ぶ)ですが、
おひとりおひとりの状況はいろいろだなあということを毎回感じます。
暴力の渦中にあって「これってDV?」と思い始めた人、離婚を考えている人、
離婚はしないと決めた人、離婚後何年も、何十年もたっている人…

支配と暴力を受けることによって深く傷ついた心の回復には長い時間が必要です。
中には、子供時代から支配と暴力が始まっていることもあります💧
トレピエはこうした人たちへの、多様な中長期支援の場でもありたいと願っています。

講座や語り合いは、面接などの1対1の支援ではできないことをする場 所。
同じような経験をした人たちがいて、安全で、特別な場所だと思います💞
一人で直面するのは怖いことでも、みんながいれば大丈夫だったりもします。
回復していくことは特別なことではなく、より自分らしく生きようとすることでもあります。

当事者のかたで、もし興味がおありなら、
講座は今からでも参加していただけます。
焦らずゆっくりと、今を楽しみながら、回復の道のりを一緒にたどり始めませんか?

講座の詳細・お申込みは、尼崎市女性センター(06-6436-6331)まで。
(必ず事前にお申込みをしてください)

お申込みが始まっています(9/16.23)

女性への暴力被害支援スキルアップ講座(9/16,23)

DV,性暴力…など女性への暴力被害者支援を
法制や社会、心理カウンセリング、シェルターや中長期支援、アドボケイト
の視点から広く捉え、皆様の活動に役立てていただける貴重な機会です。

支援に関わっておられる皆様は、現場でどのような困難をお持ちでしょうか?
自分の持つ現場以外にも、被害者のへ方の支援は どのように機能し、
社会につなげていけるのか。
被害者の回復と支援、そして暴力のない社会に向けて、
いい循環が起きるためにはどんなことが必要なのか?

ともに学び考える機会になれば嬉しいです。

すでにお申込みをいただいた皆様、お出会いできますこと、楽しみにしています!
また、引き続き受付可能ですので、関心のある方、お申込みをお待ちしています!

お申込みはこちらから…

【申込受付中】女性への暴力被害 支援スキルアップ講座(2017/9/16.23)

 

気づきと回復の講座&語り合い@尼崎市トレピエ(5/10~)

今年度も、フェミカン神戸のスタッフがファシリテーターを担当します✨

こころのケア講座(NPO Resilience)のプログラムに沿って行います。
フェミカン神戸では約10年、神戸を中心に継続してこのプログラムを実施しています。
取組みかたも、得るものも、おひとりおひとり、そして毎回違うと思いますが、
それぞれが自分の感じ方を大切にし、決まった答えのない問題に今の自分の答えを見つけていきます。
(講義の中で参加者の方に発表を求めたりすることはありません)
DV被害に遭った女性が自分や自分の周りで起きていたことに気づき、見つめるなかで、
私にとっての安全な場所”で“今の私を感じる”感覚を育てる場所でもあるように思います。

DVやトラウマについて検索すれば、情報はたくさんあります。
正しい情報は力になりますが、それはあなたにとっての正解でしょうか❓❔
しかも、今の自分にとっての正解が、未来の自分にとっての正解でもないかもしれない。。
誰しも、生きていくには絶えず変化する自分の気持ちや状況に寄り添い続けるための力が必要です。
しかしDVの被害に遭うと、例えば相手の気分次第で正解がころころ変わり、
それに合わせるよう要求されるので、余計にそうしたエネルギーが削がれてしまうことも多くあります。
これも一つの情報ですが…(^_^;)
その力を回復し維持するには、
実は、一緒に取り組む仲間の存在や支援(サポート)が有効です!

さてさて、この講座ではテーマに沿った12回の講座と、3回の語り合いの機会があります。
(詳細は添付のチラシ⇒2017気づき尼崎をご覧ください。お申込先は尼崎市女性センターです)

DV、トラウマ、身体的暴力や精神的暴力、境界線、グリーフ、コミュニケーション、自尊心などなど
単なる情報提供にとどまらず、
今一度ご自分にとっての理解と学びを深めることと、レジリエンス(回復力)が育つ内容です❤
そのほかにも今のあなたに必要なものを得ていただけると嬉しいです💌

自分の感覚を大事にしてみて
少しでも「やってみたい」気持ちがあればそれも大事。 
一方で、嫌なことはしない、のも大事な選択。

1回ごとの参加、いつからの参加でも大丈夫です。
ご自身を尊重して、お申込みいただい皆さんとお会いできること、楽しみにしています。

お申込みやお問合せは、尼崎市女性センタートレピエ(最寄駅:阪急武庫之荘)
内容をご確認、お申込みのうえ、ご参加ください)