【講師活動の報告】2020/3/13知ってよかった!と思えるDVの基礎知識

知ってよかった!と思えるDVの基礎知識 ~避難、その後も安心した生活を送るために~
国際ゾンタ姫路ゾンタクラブ助成
共催:姫路市男女共同参画推進センター 後援:相生市・赤穂市

新型コロナウィルスの感染が広がりキャンセルが続き、開催できるか危ぶまれるなか、会場を提供いただいたあいめっせのご協力のおかげで、無事に開催することができました。

参加者は9名で20歳から60歳と年齢も性別もさまざま。さらに姫路を中心に西播磨から阪神間にわたり、幅広い層の方にご参加いただきました。

主催者として、こうした中で開催できたことに心から感謝いたします。ありがとうございました。そして、開催してよかった!と思いました。

DV被害者支援は避難した後、支援が途切れることが多く、
母と子が本当の意味で自立した生活が送れるようになるためには支援が不十分だと感じています。
避難後、DVの影響やトラウマを抱えながら離婚調停の手続や弁護士の委任、そして面会交流など複雑な問題に直面する現状があります。
そうしたなか、母も子もトラウマの症状がでてきて心理的負担を抱えたり、親子の関係にも影響を及ぼしてきます。
相談できる場所の情報さえ持っていないこともあり、孤立してしまう方は少なくありません。離れる決断したことさえ、否定してしまいたくなる気持ちになる人もおられます。

このような母子を支援されている兵庫県母子生活審施設協議会会長の紺谷様から、母子生活支援施設での取り組みを聞くことができました。

DV被害による親子の影響を理解しながら、
安全面を最優先し、必要な手続きの窓口に同行したり、
相談に乗ったり、子どもの変化を一緒に支えて下さる…など、
困ったときに誰かがそこにいることがとても心強く感じられました。

また、母子施設での実際の生活の場をご紹介していただき、とても快適な環境で生活ができることを知りました。
やはり百聞は一見にしかずです。正しい情報を知ることの意味を痛感しました。

講義の後、参加者から多数のご質問を受け、こうしたやり取りにとても心が満たされた印象です。みなさん、ありがとうございました。
そして、このウィルス感染が収束していき、また今後もこうした機会をもつことができたらよいと心より願っております。

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