2024年度公開講座 女性への暴力を許さない連続講座No.20を開催しました。
作家のアルテイシアさんからフェミニズム・ジェンダーについて楽しく学びました。
「ジェンダー感覚は九九のようなもの。ジェンダーギャップ指数146か国中118位の日本で生まれ育つと、ジェンダー感覚はバグって当然」と言われ納得。
反面、自分の発言が知らぬ間に人を傷つけているのでは?と、振り返る機会となりました。
みんなアップデートの途中!一緒にアプデしていきましょう。
暴力を見かけたときの第三者介入の方法として「5D」
・Direct(直接介入する)
・Distract(注意をそらす)
・Delegate(助けを求める)
・Document(証拠を残す)
・Delay(後からの対応)
を学んだあと、
グループワークで「こんな場面ではどんな第三者介入ができるか」を話し合いました。
盛り上がって時間が足りなかったグループもあったようです。
アルテイシアさん、参加者の皆さん、ありがとうございました!
以下、参加者アンケートより感想をいただきました。
・アクティブ・バイスタンダーを実行していきたいと思います。介入する際にも、対立と分断に気をつけて、「ジェンダー表現あるあるNG」をチェックしていきます。印象に残ったことは、回復は被害者が自己決定権を決めるという言葉です。ありがとうございました。
・思いやりでは差別を解決できないと思ってきたので、「差別は構造だ」とおっしゃって下さり心強かったです。不安を利用して分断させる権力者のことや、自己決定の意味、憲法は公権力をしばるものなど、確認できてよかったです。気づかない人やジェンダーバイアスを使っている人にどう返したらいいか、暴力への介入のし方を知ることができてよかったです。
・言葉をたくさん知りました。インパクトのあることば“Mee too”“アクティブ・バイスタンダー”は人を動かす力があると思いました。意識改革、社会改革には教育が大切だと思います。ありがとうございました。
・個人としてできることがたくさんあることに気づけた。ただ、対集団や今の社会背景(セカンドレイプ・二次被害の多い状況)の中で、包括的性教育や今日教えてもらったようなことを伝えた時に、伝わらないモヤモヤをどうしたらよいのか?という気持ちになった。このモヤモヤが原動力になることもわかった。