連続で書いてきましたご報告も、今回が最終回です。
9月23日午後は…
◆アドボケイト(権利擁護・代弁)の役割
講師:福岡ともみさん
(NPO法人性暴力被害者支援センター・ひょうご事務局長
認定フェミニストカウンセリング・アドヴォケーター)
”フェミニストカウンセリング・アドヴォケイト”とは何か?
性と生殖に関する健康/権利の視点から、
刑法、母体保護法、民法の問題点が浮かび上がります。
こうした、社会的格差に意識的であることが
フェミニストカウンセリング・アドヴォケイトの特徴です。
アドヴォケイトの柱として、
「受容」
「心理的情報提供」
「孤立無援の防止」
これら3つが双方向的に関連しています。
この視点を持ち、
被害女性が何に困っているのか、
被害女性の強みは何かなどを検討するワーク✍️
支援者が、たくさんの強み(リソース)を発見できると
共に無力感に陥ることが減る(無くなる?!)ことが体感できました😃
回復の主体はクライエントであるということ。
安全・安心な人間関係の網の目の中で回復できること、
回復は右肩上がりではなく螺旋状であること。
また、二次被害を防ぐために大切なのは
対等な関係性を意識することです。
これらはフェミニストカウンセリングが大切にしていることですが、
それでも、支援される側には自らを下位に置いてしまうことがありがちだ
ということを、改めて、支援者がセンシティブに意識している必要があります。
そして、
支援者自身の心身の状態にもセンシティブに!
二次受傷を防ぐための方法も紹介してくださいました。
支援者自身も自分の強み、心の栄養補給を大切にすることが大事です
🐱🌿🐱🌿🐱🌿🐱
個性あふれる講師陣が、
ジェンダーという共通の軸をもち
被害者を支え、支援者を支えている💫
そのつながりの輪を、
参加者の皆さんと確認させていただいた全4回の講座でした。
それぞれの持ち場で
これからの実践に活かしていただけますように☆