共催講座のご報告~解離に苦しむ当事者を支援するための養成研修

2018年1月13日(土)
東京を中心にDV・性暴力等の被害者支援活動をされている
NPO法人レジリエンスと共催で標記講座を行いました。

講師はレジリエンスの西山さつきさんと中島幸さん。(写真)
ご自身の被害体験、回復過程、支援者としての最新の学びと実践に基づくお話しに、
参加者の皆さんとともに深く共感し、感動をともなった学びを深めることができました🌟
そして
❤️お二人のありよう
❤️講座の空間への配慮
❤️安全の中で笑いあえる関係性…など
レジリエンスの方の魅力が満載で、あっという間の6時間でした。

トラウマ被害の症状としての解離(DID解離性同一性障害)にまつわる偏見、
知らないから対応がわからないし、理解できない、やり取りができない…となりがちです。
解離はトラウマ被害による自然な反応のひとつです。

また、ぼんやりしていてミスをするなど、誰にでもある軽度の物忘れのようなものから
別人格を使って生き延びる方法(DID)まで、解離はスペクトラム(連続した状態)です。

そして、そのパターンは無限です💫

それだけ、被害に遭われたひとりひとりが、想像力を使って生き延びておられるということです。

では、どう対応すればいいのか、というと、それも無限。

大切なことは、安全な繋がりを保つこと
解離せざるを得ないほど大変な現実にある(あった)方が、
“現実(今ここ)に居ても大丈夫”という体験を安全な人との関わりを通し、
言葉や思考のレベルではなく「体感」していくことの積み重ねが大切です。

具体的には、尊重と敬意をもって話を聞く、一緒に考える…
そんな当たり前の人と人の安定した安全な関わりの積み重ねです。

症状を持つ方と専門の支援者と、
だけでなく、
すべての人が社会のなかで安全な繋がりをもてる社会になりますように、
との思いを強くしました🌼