尼崎市女性センタートレピエで毎年実施している
DV被害者のための連続講座「気づきと回復の講座」が今年も無事に終了しました(^^)/
月に2回ずつ全12回、6ヵ月間の講座でした。
半年間は長いですが、その時間が大切なのかもしれません。
DV被害は、長い時間をかけ、家庭という密室で、被害者が加害者であるかのように刷り込まれる中で起こります。
ですから、加害者から離れたら終わり、ではなく、
すぐには離れられない人や、離れた後でもこれでよかったのか…と自問を続ける人達に向けた、中期・長期の支援が必要です。
さて、12回の講座を通して、固くこんがらがった糸を少しずつ解きほぐしていくように、
最初の頃は固かった受講者の表情が少しずつほぐれていくのを感じることができました。
終了後のアンケートを読ませていただくと、
「どきどきしながら申し込みの電話をかけた」「最初はとても緊張していた」といった記述がありますが、
講座を聞く中で「わかる!わかる!」「そう!そう!」と強い共感を持っていただいたり、
「毎回受講後、一歩ずつ進んで行けるような気がしました」「混乱した状況の整理と、落ち着きのきっかけになりました」
と振り返ってくださっていたりします。
トレピエでのこの講座は、お茶とお菓子を用意し、話の途中で自由に席を立っていただいてもOK、というようにしています。
講座を聴いて過去の辛い出来事を生々しく思い出すことは、きびしく苦しいことでもあります。
そういうときに、お菓子の味覚、触覚、音、といった五感を使って現実感を取り戻したり、その場をはずして一息いれたり、自分に優しくすることはピンチの時のセルフケアを学ぶことでもあります!
できるだけ、リラックスして自由に聴いていただきたいと思っていますが、眠る人を見かけません。ついうとうとと居眠り・・ってありがちなことだと思うのですが。。
ファシリテーターをした私たちも、みなさんの真摯な気持ちをひしひしと感じた6ヵ月でした(^.^)
この後は、10月9日(金)から、グループカウンセリングが始まります。月2回、全6回、これは途中参加ができません。まだ少し空きがあるので、当日まであまり日にちがありませんが、ご希望があればトレピエまでお申込みください。