尼崎市女性センタートレピエにて、「チャレンジしよう!女性のための自己表現セミナー」4回連続講座が無事終了しました。今年はソーシャルディスタンスへの配慮から、講義も安全な距離を取って行いました。
この講座は、人との境界線を意識した「相手も自分も大事にするコミュニケーション」であるアサーティブな自己表現について、講義のほか、ロールプレーや話し合いを重ね、学びを深める講座です。今年度は自分や他人の「怒り」との向き合い方についても、お伝えしました。
講座では、アサーションやアンガーマネージメントのスキルについてお伝えするだけでなく、伝えた後に自分がどう変化したかを感じる時間を取り、参加者同士で分かち合いました。
コミュニケーションの大切な要素である「自分の気持ち」をつかみ、表現することだけでなく、相手の話をいかに聞いていくかも、ロールプレーや話し合いの中で実践、体感していただきました。
多くの女性が「コミュニケーションが苦手だ」と思う背景には、社会から求められる女性役割や他者を優先する言動が女性らしさとする考え方などがあり、女性ならではの状況や問題を改めて考えていただくのもフェミニストカウンセリングの自己表現セミナーの特徴です。
参加者のみなさまからは「自分のコミュニケーションのパターンを意識することができた」「ジェンダーの呪縛により生じた過去の痛みを家族に話すことができた」といったうれしいフィードバックをいただきました。
私たちファシリテーターも4回の講座の中で、参加者の皆さんが熱心にメモを取り、グループワークにも積極的に取り組む姿勢や、変化されていった様子に刺激されての学び多い講座となりました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。