DVと子どもへの虐待 見えにくい子どもの被害

1月29日(木)ひょうごDV被害者支援連絡会の主催で行われた講座
「DVと子どもへの虐待 見えにくい子どもの被害」に参加してきました。

DV被害を受けた後
パートナーと「別れたい(別れよう)と思ったが別れられなかった」
と答えた女性は約半数います。
そして別れなかった理由には
「子どもがいるから、子どものことを考えたから」
と答えた人がとびぬけて多いという調査結果があります。(内閣府)

講師の井上摩耶子さん(ウィメンズカウンセリング京都代表)は
こうした調査結果を丁寧に説明しながら、
「実は子どもは両親の間に何が起きているのかよく知っている、
知らないと思っているのは親の希望的観測だ」と話されました。

また、両親がDV関係で、直接暴力も受けた中学生を
井上さんがカウンセリングされたご経験もお聞きしました。
被害に遭った子どもは、大人に対して不信感を持っていますが
井上さんが話を聴くことで大人に対する信頼感を取り戻していく、
その過程がよく理解できました。

誰かが自分の話を真剣に聴いてくれる経験、
一緒に喜び悲しみ怒ってくれる経験が
人と人をつなげ、
孤立無援感から
人への信頼感を育てていくのだ(^^)

と強く感じたひとときでした。