【報告】日本フェミニストカウンセリング学会 第19回全国大会が開催されました(2021/5/22)

昨年はコロナで中止を余儀なくされ、今年は改めて神戸で開催予定でしたが、
やはりコロナは収まらず全面オンライン開催となりました。
オンラインでの開催は学会においても、私たちFC神戸においても全く初めての試みです。

わからないことだらけのスタートでしたが、
FC神戸のスタッフと近隣の有志の方々にも参集いただき、実行委員会が立ち上がりました。
準備会議も画面上で顔を合わせての話合いです。
実行委員の間でも慣れないオンライン開催の共通イメージがもてず、
何をどう準備すればよいのか不安がつきまといました。
また、直接顔を合わせて集まれない状況は「一緒に積み上げ作り上げていく!」という醍醐味が
薄れるような残念感もありました。

準備は手探り状態でしたが、オンラインに詳しい有志の実行委員の協力も得て進みました。
プログラム作成担当の委員はオンラインの苦手な方でも参加しやすくサポートを感じてもらえる紙面作りを工夫するなど、各自が出来ることに取り組みました。

全国大会当日は
「トラウマのある社会で生きるということ~回復への旅を当事者と共に~」をテーマに、
フェミニストカウンセリングの現場でトラウマにどう取り組んできたか、何ができるか、など、
3人のパネリストの方から示唆のあるお話が聞けました。

また、分科会やワークショップにも沢山の方にご参加いただきました。

一つの分科会の話合いの中で、遠方のサバイバーの方が
「回復への視点が学べてよかった。オンラインだから参加出来た。」
と感想を述べられ、とても嬉しく感じました。

ご協力いただいた有志の実行委員の方々には本当にお世話になりました。
また関係者の方々にも感謝したいと思います。
そして、画面を通して参加いただいた沢山の皆さまとの繋がりも本当に嬉しく思いました。

困難な状況である今だからこそ、繋がっていくことの大切さを実感した大会でした。