リプロダクティブヘルス/ライツ

9月26日「世界避妊デー」、9月28日「安全な妊娠中絶のための権利の日」だそうです。
先日NHKニュースで見るまで、この日があることを知りませんでした。

開催中の『オンライン基礎講座』でもリプロダクティブヘルス/ライツの講義があったばかりです。
性と生殖に関する健康と権利 という意味で
SDG目標5の中のターゲット5.6「セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツへの普遍的アクセスを確保する」にも含まれています。
と、一度聞いてもなんだかよくわからない難しい言葉ですね。
でも実はすべての人にとってとても大切な権利です。

女性に限った権利ではありませんが、特に女性はその権利が保障されてこなかった歴史があります。また、偏見も根強くある分野です。
日本でも、国策、政治、社会の影響を多大に受けてきたのです。
(基礎講座で詳しく学びましたね!パーソナル・イズ・ポリティカル)

たくさんの権利がありますが、その一部を挙げてみます。
皆さん自身や社会の中では権利として保障されているでしょうか?
□パートナーを自由に選択する権利
□妊娠、出産について自由に決める権利
(産む(いつ、何人)/産まない)
□性に関する正しい情報を持つ権利
□保健医療サービスを受ける権利

何気なく「孫の顔が見たいわ~まだなの?」なんて言うことも、
言われた側がそれに「従わなければならない」などと感じる場合、相手の権利を保障していない言動になるかもしれません。

避妊、中絶に関しても、日本は後進国です。
避妊方法について学んだり、教えてもらったりする機会、
それをパートナーと話し合う機会を持つことは稀なのではないでしょうか?

(女性が)これら権利を知れば解決するのではなく、権利をお互いに尊重できる社会であることが大切です。

とはいえ、世界避妊デーのニュースを息子と見ていた私も、息子と性に関する話をすることに躊躇しているひとりです。
性の話題って、私たち親世代の意識を変えていくことも大切ですね。

ここでひとつ宣伝です。
年明けの2022年3月5日に家庭内での性教育をテーマにした公開講座を予定しています。
講師は『おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方』
の共著者 フクチマミさん です。
オンラインで参加していただけます。
詳細は後日アップデートします。

大切なことと知りながら、多くの人が避けてしまう性の話(これも社会・文化的な習慣ですね)
ですが、無理なく、正しく伝えられるようなきっかけになればと思います。