入門講座の学びが続いています

カウンセリング入門講座は、全4日8コマの前期が終了しました。
皆さん、とても熱心に学んでいただいています。

☝5コマ目は「女性の依存症」をテーマに、一般社団法人神戸ダルクヴィレッジの梅田容子さんが講師でした。
依存症にまつわる偏見と回復の道のりを、分かりやすくお話し下さいました。
×「依存症」は身近な問題ではない、特別な人のなる病気だ。
×心の弱さが原因。
・・・等の社会にはびこる”思い込み”を見直しました。
「安心して立ち直ることのできる環境」を考えていきたい、など
依存症を社会の問題として考え直すことができました。

☝6コマ目はフェミニストカウンセリング堺の認定フェミニストカウンセラー、加藤伊都子さんの「母娘関係」のお話でした。

「母娘関係」という、フェミカン独自の切り口です。
”母との関係の苦しさ”がどのように語られ始めたのか、
娘にとって母はどんな存在か?
母は娘をどのように育てるのか?息子を育てる時とはどう違うのか?
などなど、それぞれの体験に引き付け、共感があふれる講座でした。

☝最終日7コマ目は、NPO法人 性暴力被害者支援センターひょうごの福岡さんを講師に迎え「性暴力とは何か?性暴力被害者の心理とその支援」

性暴力の現実として性暴力被害への偏見が多いこと、
また捜査や裁判の困難さがあり、それに伴う被害者の心理についても講義いただきました。
支援においては、二次被害を防ぎ被害者が安心して話せることを最優先してほしいというメッセージが伝わりました。

☝8コマ目は、まや法律事務所の弁護士 梁英子さんによる「女性が知っておきたい法律知識~離婚・DVを中心に~」
具体的な離婚の手続きや決めておきたい内容、さらに調停や訴訟についてもお話いただきました。
また、DVによる離婚の際の保護命令制度や110番通報登録制度など、
危険防止のために知っておくべき制度についても講義いただきました。

11月11日からは、いよいよ後期が始まります。ほとんどの方が前期に引き続き受講されます。後期は、前期で学んだ理論や知識を元に、相談現場での実践に活かせるよう事例検討やロールプレイなどの演習に取り組んでいただく予定です。

受講生の方々の前向きで熱心な姿勢に、嬉しさと共にスタッフの私たちも気を引き締め頑張っていこうと思います。

折り返し地点です。受講生の皆さん、一緒に頑張りましょう!