「知ってよかった!と思えるDVの基礎知識」
~子どもに伝えたいさまざまな性別、そしてDVのこと~ を開催します。
毎年ゲストを招き、さらに国際ゾンタ姫路ゾンタクラブのあたたかいご寄付を受け開催しています。
今回はDVの問題を子どもたちにどのように伝えていくかを考えます。
人が人を傷つけること。傷つけた相手は何気ない言動だったのかもしれませんが、
傷つきを経験された方にとっては、今までの価値感、在りよう、人とのかかわり方などががらっと変わってしまうほどです。
DVの背景には個人の問題だけでなく、社会にある性別による役割意識(ジェンダー)が大きく関わってきています。
例えば、女性は男性を立てるべきであり、その方が可愛げがあるとか、男性に意見することは女らしくないとか、男性が気に入るような態度で接するのは女性としての気配りだという考え方です。
こうした考え方と恋愛などの親密な関係が合わさり、
一層、性別役割に基づく関係性が強化されてしまうことがあります。
ですので、DVの被害女性は、相手の機嫌が悪くなると、
自分に何か落ち度があったのではないのか、
気に障るようなことをしてしまったのか…
と思い、相手の機嫌を取るなど相手が何を考えているのかばかりを読み取ろうとしてしまいます。
こうしたジェンダーの考えや価値感は、小さい頃から身近な大人の言動を見聞きして身についてきています。疑うこともなく、そうするものだというように。
一方で、性別というのは男と女の2つだけに分けられるものではありません。
ここ数年、ようやくLGBTQの問題が世間の注目を集めてきていますね。
今までの価値観に合わない、とか、少数派であるというだけの理由で、
問題をなかったことにしたり、「あんたは変だよ。おかしい」と言えば
相手はどんな気持ちになるのでしょうか。
反対に「これが私だ」表明されたときに、その相手のそのままの気持ちに寄り添えることができたら、どうでしょうか。
誰からも批判されず、そのままを受け止めるられる体験です。
今回の講座ではご自身の体験から、子どもたちにわかりやすくさまざな性別があることを知ってもらおうと教材を作っておられる塩安九十九(しおやすつくも)さんのお話を聞きます。
私自身、塩安さんから「マノリティの問題は女性問題につながっている」と聞き、弱者や少数派の意見が通らない社会って何かおかしいと思いました。
私もあなたも同じところに生きています。
これからを生きる子どもには「私は大切な人間で、それと同じように相手も大切」にできる人になってほしいと考えています。
一緒に考える機会にできればと願っています。どうぞご参加ください。
★ 2022年3月11日(金)10:00~12:00(受付 9:45) 姫路市男女共同参画推進センター
《 知ってよかった!と思える DVの基礎知識 ~子どもたちに伝えたいさまざまな性別、そしてDVのこと~》
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