早いもので、今年も残り1週間ですね。
年末年始のお知らせです。
12/29(土)~1/4(金)はお休みいたします。
電話、メールのご対応も基本的には1/5以降の返信等にさせていただきます。
今年もたくさんの方とお会いし、活動ができましたこと、ありがとうございました。
皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。
早いもので、今年も残り1週間ですね。
年末年始のお知らせです。
12/29(土)~1/4(金)はお休みいたします。
電話、メールのご対応も基本的には1/5以降の返信等にさせていただきます。
今年もたくさんの方とお会いし、活動ができましたこと、ありがとうございました。
皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。
12月14日に県立高校の生徒対象、デートDV防止の授業の講師に行きました。
約90分間のうち、講義とグループでの話し合いおよび発表の時間を半分ずつとりました。
グループでの話し合いでは、例として付き合い始めた高校生二人に起きた出来事をきっかけに、
その後二人にはどのような選択肢があるか、
そしてその選択をした後どのような展開が考えられるのかについて取り組んでもらいました。
高校生のカップルの事例です。皆さんも一緒に考えてみてください。
(NPO法人レジリエンス提供資料 改変)
・・・・・・・・・・
Aさん(彼女)、Bさん(彼氏)
二人は付き合い始めて半年。
Aさんにとって、Bさんは周りからもうらやましがられる彼氏で、告白されて”いい気分”。
毎日駅で待ち合わせて帰るし、一緒にいないときはSNSをしています。
Aさんは初めは楽しかったけど、最近はやり取りするのがなんだか重いと感じています。
ある日、Aさんが「友達とカラオケに行くから明日は一緒に帰れない」というと
Bさんは「ふっざけんなよ!もっと早く言えよ!!」と持っていたカバンをAさんに思いきり投げつけました。
・・・・・・・・・・・・
さて、このカップルはこの後どうなっていくのでしょうか?
参加していた高校生は、ひとりひとり真剣にこの課題に向き合ってくださいました!
前半の講義内容を踏まえて
・暴力は繰り返されること
・自分たちにとって身近に起きる問題であること
・暴力を受け「傷つき」を負うだけでなく回復していく力があること
など事例を通して学ぶ機会になったという感想をもらいました。
また「性的同意」についても時間をかけて伝え、誤った思い込みを修正するように働きかけました。
【参考:ジェンダーハンドブック 京都男女共同参画推進協会】
「好き」になった相手とお互いを大切にした関係を続けていくために何が必要なのかを、
一人ひとりだけでなくみんなで考えていくことが重要だと感じました。
国際ゾンタ姫路ゾンタクラブさまと、長らくご縁をいただいております。
きっかけは、とある講座で、姫路ゾンタの会員の方がフェミカン神戸のスタッフが担当をした
DVをテーマにした分科会にご参加いただいたことからです。
その中で「DV被害者支援を広げたいと思うのだけだけれど、資金がなくて難しい」という話をさせていただいたところ
終了後「私たちはDVの被害者の方にはご支援できませんが、お金の支援ならできますよ」とお声をかけてくださいました。
そのご縁で、毎年卓話をさせていただきDV被害を受けた方の回復を目指した講座を開催するために助成金をいただくようになりました。
(写真は2018年の様子)
いつも、私たちが“やりたい”ということを“応援するよ”と、暖かく背中を押していただいています。
国際ゾンタ姫路ゾンタクラブのみなさまには心より深く感謝いたします。
その助成金を使わせていただき、
昨年度からは姫路を中心に近隣市にも応援をいただき、
行政とも協同してDV啓発講座「知ってて良かった!と思える DVの基礎知識」を開催しています。
今年度は第2弾!
講座の開催日は2019年3月12日。
テーマは「母と子への影響と回復」です。
DVは被害にあったお母さんだけでなく、子どもにも影響を及ぼすことを、そしてそれは離れた後になって行動に出てくることもあります。
DVを見聞きすることは子どもさんの心の傷つきになることもあるのです。
子どもは、意外とお父さんとお母さんのことをよく知っています。
緊張した空気やお母さんの表情に敏感になっていることもあります。
それでも、周りにいる大人が安定した関わりを持つことで子どもは回復していくことができます。
それがお母さんの自信にもつながっていきます。
DV被害にあった女性の支援をしているFCKのスタッフと
子ども支援に携わっている心理士の2人で、支援現場をから見えてくるものを中心にお話しします。
偶然にも、3/8は国連が定めた「国際女性デー」です。
この日、ゾンタクラブでもシンボルである黄色いバラに因み「ローズデー」と称し
女性のチャレンジや地位向上を目的とした活動をするそうです。
子どもの視点から、どのようなことが見えてくるのか、一緒に考えてみませんか。
詳細は年明けに発表します!
尼崎市女性センター・トレピエで講座を企画しました。
(2019/1/18(金)AM~隔週4回連続。「講座情報」にも掲載しています(リンク)。
詳細は尼崎市女性センターホームページ(リンク)をご確認ください)
アサーティブとは自分も相手も大切にした自己表現のことです。
相手を操作したり、イエスと言わせるための方法ではありません。
自分の気持ち、考えを、正直に率直にその場にふさわしい方法で表現します。
葛藤を起こすこともありますが、お互いを思いやり歩み寄った解決を目指します。
また、ハラスメントの加害者のような相手を支配しようとする人には通じません。
(そのような人とは距離を取り自分を守りましょう)
この講座では、コミュニケーションスキルをつけるだけでなく、
女性が消極的にも攻撃的にもならず、より自由な自己表現ができるようお手伝いします。
自己表現をするためには、表現したいことを明確にしなければなりません。
そのためには、自分の気持ちをつかむことが必要です。
女性は長らく相手に合わせることが美徳とされてきました。そのため、自分の気持ちがつかみにくくなっていることが多いです。
自分を大切にしながら気持ちや考えを的確に表現できるようになることが目標です。
対等でより良い人間関係を作るために、いっしょに学んでみませんか。
お申し込みをお待ちしています!
お申込み・お問合せ、講座の詳細は尼崎市女性センタートレピエ(電話06-6436-6331)
PDFチラシはこちらからもダウンロードしていただけます、裏面申込用紙をご利用ください。
チラシ表面⇒2019amagasakiアサーション表面
チラシ裏面⇒2019amagasakiアサーション裏面
お申込みは12/20(木)必着です!
毎年フェミカン神戸も協力してきた”神戸市DV防止キャンペーン”。
今年は11月1日~11月25日に市内イオン店舗の店内に、
紫色の商品を集めたコーナー「むらさき屋」と、オレンジ色の商品を集めたコーナー「オレンジショップ」が開設されます。(紫は女性への暴力防止、オレンジは子ども虐待防止のカラーです)
またダイエー三宮店では1階正面玄関入口すぐの通路に啓発や相談先のリーフレットや啓発用グッズがおいてあり、通りかかる人たちが手にされていました。(写真)
他にも、大丸店、ダイエー店、イオン店内の女性用トイレには、
啓発コピーと相談先が印刷されたトイレットペーパー!
そのコピー文に思わず読みいってしまいました👀
皆さんもお出かけの際は、パープルグッズを探してみてください😉
恒例となったライトアップもあり、
11月11日にはumie大観覧車と明石海峡大橋、
12日にはフラワーロードのモニュメントが紫色に輝きました
11月3日にはハーバーランドで、「チェキで大切な人へ思いを伝えようプロジェクト」が実施され、こちらも多くの方が心温まる時間を過ごされたそうです。
DVと子ども虐待、どちらもなくしていこうというメッセージが多くの人に伝わることを願っています。
2018年10月25日、神戸市立婦人会館にて公開講座「女性の発達障害とDV被害」を開催しました。
たくさんの支援者の方にお越しいただき、満席となりました😊
当日書いていただいたアンケートには、
発達障害とジェンダー規範により多重に生きづらさを抱え、またそれによってDV被害が深刻化するメカニズムを理解されたことが多数書かれており、
新しい視点を持って今後の支援に活かしたい、とのうれしいお言葉も多々ありました。
講師のお話を、それぞれの支援現場に引き付け、
これまで関わってこられた方々を思い浮かべながら、次の支援につながる学びとしていただけた2時間でした🌱
今回の講師、松本澄子さんのお話を少しご紹介します…
発達障害をもつ女性が潜在化してしまうメカニズムとして、
発達障害の診断や支援の分野にジェンダーの視点が広がっていない点を指摘されました。
また、発達障害の女性は、特有の苦手な領域において、
例えば調理や育児、対人ケアなどの分野で
”社会的な性別役割”を、成長に伴いより強く求められることで、
生きにくさが増大するというお話がありました。
発達障害を抱えながら生きてきた女性たちへのねぎらいや敬意を感じました。
さらに、DV被害については、加害者側・被害者側ともに、
背景に発達障害が関連している可能性があるという視点をもつことに言及されました。
現場におられたからこそわかる面接時の具体的な対応の方法スキルもお話しいただき、
「目につきやすい症状や行動特徴ではなく、行動の背景にある体験に目を向ける」
という松本さんの支援に対する姿勢が心に残りました。
私たちスタッフも、それぞれの支援現場で、この学びを活かしたいと思います🍀
昨年に引き続き「キラッと☆しそうパワーアップ女性セミナー」の中の「コミュニケーションセミナー」の講師によんでいただきました。
三宮から高速バスで1時間半、宍粟市は7月の豪雨で大きな被害があった地域です。被害のあった箇所を修復する前に次々とさらなる被害に見舞われ、最近ようやく復旧作業が始まったところだとか。それでも各地でお祭りやフェスティバルが開催されている様子でした。
男女共同参画啓発のためのこのセミナーは毎年新たな参加者のみ受け付けているそうで、今年も新規の参加者ばかり、遠い地域からの参加者もいらっしゃいました😊😉
初めに、なぜ女性セミナーでコミュニケーションを取り上げるのか、女性の人権についてもお話ししました。その後自己表現の3パターンの説明からアサーティブに表現するために段階を追ったワークとロールプレイをしながら進めました。参加者の方々の”初めて聞いた”という顔が印象的でした。
また最後に感想を聞いたところ、「Iメッセージを知ったことが収穫だった」という声が複数ありました。私が初めてIメッセージを知った時の衝撃や身につけていくまでの過程、経験に基づく話が届くんだなと改めて感じました。
前向きに学ぶ女性たちに大きなエールを送ります🙆
10月3,4日の2日間、加西市へセクシュアルハラスメント研修の講師に行ってきました。
2日間で3回、約300名の職員が受講されました。
2016年の男女雇用機会均等法改正に伴い、事業主に対するセクハラ防止指針も改正されました。
セクハラには同性間、性的少数者に対するものも含まれること
性別役割分担意識に基づく言動がセクハラ発生の背景・原因となっていること
そしてそれらを従業員に周知、啓発すること、被害者のメンタルヘルスケアへの相談対応を行うこと等
が改正のポイントです。
改正のタイミングで研修講師を依頼されることが多いのですが、
過去の均等法改正では性別役割分担意識に基づく言動についての規程がなかったため、人事院規則を引用していました。
その点、このたびの改正により“ジェンダーハラスメント”についても均等法の中で取り上げることができるようになったことは、感慨深いものがありました。
研修では、セクハラの基本的な知識を知ってもらい、自身の身に引きつけて考えてもらうために、いくつかのワークに取り組んでもらいました。
また、裁判の判例を引用して、加害者の常套句である「合意の上だった」という同意の抗弁は、通用しなくなってきていること、
セクハラ行為を傍観していた管理職への懲戒処分を行った自治体の例にあるように、管理職の責任が一層問われるようになっていること等、
最近のセクハラをめぐる社会情勢についてもお話ししました。
セクハラ研修では、「セクハラになりうる具体例」を示して、よりわかりやすい研修になるように心がけていますが、
根本はやはり
仕事のパートナーとしてお互いが尊重し合い、それぞれが能力を発揮できる職場にしよう
という意識が大切だと思います。
たくさんのお申込みをいただき、ありがとうございます!
10/25(木) 18:30~20:30 @神戸市立婦人会館
講師:松本澄子さん による「女性の発達障害とDV被害」の講座
要申込み/資料代500円(当日支払)
当初予定していた定員に達しましたが、若干名追加で受付をいたします。
会場の許す限り多くの皆さまにお越しいただきたいと思います。
予想以上に(?!)多くの支援者の方にご関心を寄せていただいています💕
現場での課題を持ってきてくださる方も多いのではないでしょうか。
私達フェミカン神戸も現場での課題があり、企画させていただいた講座です。
同じ関心をお持ちの支援者の皆さまが集まる場でもあります。
ともに学びあえる有意義な時間になりますように!
締切間近ですので、お申込みはお早めにどうぞ📩
9月10日と20日の2日間にわたって、
神戸リハビリテーション福祉専門学校の教職員の皆さんを対象にしたハラスメント研修に行ってきました。
学生さんたちは人とかかわるお仕事を目指しておられ、年齢層もさまざまで、実習へ行くこともあるそうです。
そんななかで、もし、学生さんたちがハラスメントの被害を受けた時、
一番身近にいる教職員の方々が、どのように対応すればよいのかを女性相談の視点でお話ししました。
特に被害にあわれるとどのような心理状況になるのかをお伝えしました。
嫌がらせの言動を、
多くの時間をそこで過ごし、
しかも収入を得る場である職場で繰り返し行われることの苦痛、精神的ダメージ。
しかも加害相手が権力をもっている上司という立場であるからこそ、嫌だと明確に意思表示できない
のがハラスメントの特徴です。
そのような職場環境にいる被害者の置かれた立場に立って、話を聴くこと。
その大切さをお伝えしたところ、とても熱心に聞いて下さいました。
ハラスメントは当事者間だけの問題ではありません。
組織全体が取り組む問題であり、学生さんをはじめ、そこにかかわるみんなの問題なんだと意識していただけたと思います。
皆さん、大変お疲れさまでした🍀