投稿者「wmaster@fck」のアーカイブ

京都にも性暴力被害者のためのセンターができます

来週8月10日にいよいよ
京都性暴力被害者ワンストップ相談支援センター
京都SARA(きょうとさら)が開設されます!!
(※SARAは、Sexual Assault + Recovery Associate「性暴力被害と回復する仲間たち」の意味)

相談時間:10時~20時(土日、祝休日、年末年始も実施)
相談電話:075-222-7711

京都府が設置し、私たちフェミカン神戸とともにフェミニストカウンセリングを行っているウィメンズカウンセリング京都が委託を受け運営されることになりました(^.^)

性暴力被害にあわれた方が安心して相談できる場所がまた一つ増えたことを
とてもうれしく、そして心強く感じています❤

そして、開設記念イベントも開かれるそうなので、ご紹介します。
◆京都性暴力被害者ワンストップ相談支援センター設立記念イベント
~性被害者の思いを声に~
◆8月8日(土)午後1時半から4時半
◆同志社大学ハーディーホール(同大学室町キャンパス、寒梅館地下1階)
◆「PANSAKU」の早川恵子さんのトークライブ、警察音楽隊のミニコンサート
◆参加無料、申し込み不要
詳細は下記のサイトもご参照ください。
(ウィメンズカウンセリング京都のブログです)
http://wcknews.exblog.jp/24320174/

日本FC学会基礎講座に参加しました

今年も7月の3連休に日本フェミニストカウンセリング学会の基礎講座が開催されました。(@金沢)
テーマは「性暴力被害からの回復とフェミニストカウンセリング」

DVや性暴力など「女性に対する暴力」被害からの回復に欠かせない
フェミニストカウンセリングとアドヴォケイト、とはどういったものか
講義を聴いて、グループで話し合いをしました。

同じ女性として、地続き感覚があるのに
女性同士で対立させられている(>_<)
「水平の暴力」
という言葉が多くの方に響いていました。

また、性暴力被害者をサポートする医療現場の現状を産婦人科医の種部先生、
裁判の場でいかに性暴力被害者を擁護していくのかを弁護士の黛先生におききし
いずれも、被害者の心のケアだけでなく、
被害者の語りをどう読み解くのかが重要で、
被害者のストーリーをフェミニストカウンセラーがともに作っていくこと
が回復に大いに役立つのだと話されました。

フォトジャーナリスト大藪順子さんの写真展も同時開催され、
大藪さんの回復への道すじやストーリーを聴くことができました。
大藪さんは加害者への手紙を出すことが
「怒り」に向き合うことであり、
被害を受けたことの意味を見出すことにつながった
と語られたのが印象的でした。

地元の参加者が約半数おられ、
来年金沢で開催される全国大会の追い風になればいいなと思いました。
下の写真は金沢で活動されている「かなざわDVサポート凪」の
ダブルリボンバッチです。
「子どもへの支援は女性への支援なくては、なしえない!」
それが今回一番強く感じたことでした。

20150728

事務所近くのポートタワーに・・・

フェミカン神戸の事務所は神戸ポートタワーの近くにあります。
事務所に行くときに見ていると、いい感じで目線が上がり↑↑(^^)
周りの空も見渡したりして、ちょっといい気分です。
夜には、時期によってさまざまにライトアップされるので
それも楽しみにしています♪
(11月の神戸市DV防止月間にはパープルにライトアップされていました^^)

が、今日はふと見上げるとポートタワーのてっぺんに旗がある?!
20150716

何が書いてあるのか、よく読めなかったのですが、
今日は強風なのできれいにはためいています。

調べてみるとこれは海上保安庁の行う
全国海難防止強調運動<海の事故ゼロキャンペーン>(7/16~31)
にちなんだ「海難0旗」だそうです。
確かに「海0難」と書いてあります!

これから暑くなり水遊びシーズンです。
そして今日は台風11号も接近しています。
いつも安全第一で、楽しく過ごせるといいですね。

レジリエンスの講座に参加しました

5月から6月にかけて、NPO法人レジリエンスの行う
「こころのケア講座ファシリテーター養成講座」に参加しました。
この講座は全6日間にわたり、DVなどの暴力被害者支援に必要な知識や情報を学び、
それを必要とされる方に提供できるようになるための講座です。

今回私が受講した大阪の会場には、
関西をはじめ東北、関東、四国など全国から受講者が集まり
各地の情報を交換したり、問題点を一緒に考える機会もありました。

個人的には、支援の「場」のあり方を体験的に学ぶことができ、
とても濃厚~な時間を過ごしました。

そして、こんな↓↓缶バッジも購入しました!
20150630
わかりやすすぎる!
持ち物につけていると、電車の中などで“二度見”されることもあります(^_^;)
「なにこれ?」って思っていただけたら成功(笑)
日々の生活に“楽しく”自分たちの活動や思いを取り入れて社会に発信されている
レジリエンスの方々のセンスを自分の生活にも取り入れたいなと思います。

フェミカン神戸ではこの講座の修了者が「気づきと回復の講座」などの
講座を開催しています。
このHPからも随時情報をお伝えしていますので、是非ご参加くださいね。

2015年度の通常総会

フェミカン神戸の通常総会を6月14日(日)に行いました。
2014年度の事業ならびに会計収支の報告をし、今年度の事業計画、予算案を提示しました。
出席いただいた会員の方からいくつか質問を受けるなど、
皆さんが私たちの活動を暖かく見守ってくださっていることを再確認しました。
フェミカン神戸は私たち’スタッフ’だけではなく、
後ろには心強い’応援団’がついてくださっている❤❤
という安心感をもちました(^.^)

そして毎年、総会に続いて行われる懇親会。
今回はある会員の方から、専門的なお仕事を通して見えてくる今の社会の様相や問題、危惧…
また忙しい日々を乗り切るためにも必要な、
最近“はまっている”ストレス解消法をお話しいただきました。
それを皮切りに出席者の皆さんの近況報告もお聴きしました。
お互い日頃は忙しく過ごしているため、
なかなかお聴きできない皆さんの活動状況や、
“はまっている”ことも含めて話していただき、
とても有意義で楽しい懇親会となりました(^^♪

ご出席いただいた会員の皆さん、本当にありがとうございました☆
これからもあたたかく、時にきびしく、応援してください。

日本FC学会全国大会に参加しました

5月23、24日、新緑に囲まれた京都で「日本フェミニストカウンセリング学会全国大会」がありました。
多くの会員や関心のある方々が全国から集まり、
今年も実り多い2日間となりました。

さて、シンポジウムでは
「性暴力被害者のためのワンストップ支援センターの現状と課題~ジェンダーの視点から」
と題し、大阪ひょうご、京都の各支援センターからのお話を聞くことができました。

大阪と兵庫のセンターからは、
活動の報告や相談から見えてきた性暴力被害の現状、
これから活動をスタートさせる京都からは、設立までの経緯や、
「病院拠点型」である大阪や兵庫とはちがい
関係機関が連携して支援を行う「連携型」のセンターとしての特徴
などの報告がありました。

レイプ、強制わいせつ被害の診察には時間がかかり、
時間外や深夜の受診が多いため、
病院拠点型センターの役目は大きいと感じました。
一方、連携型センターでは協力病院の確保という課題はありながら、
被害直後だけでなく継続的な心身のケアができるという点が心強いと感じました。

また、私が特に印象に残ったのは、
「性非行」としてSACHICO(性暴力救援センター大阪)へ
親や教師に連れて来られる少女たちのことです。
少女たち自身も周りの大人たちも、
性被害を受けているという認識がない、といいます。
「自分を大切にして」と声をかけても、
自分を大切にするとはどういうことなのかわからなければ、
“自分の意思で”お金を得るために性行為をしたことのどこが悪いのか、
わからない。。。
そして周りの大人は、非行少女として白眼視してさらに少女を大切にしない。
こうした少女や周りの大人たちに
‘被害者なのだ’という視点を持ってもらうことが必要です。

性暴力被害者支援には
ジェンダーの視点を持って取り組むことが不可欠だとあらためて感じました。

DVから離れ、子育てをしている方へ

DVの被害から逃れ、安全な場所を確保したあと
ご本人(母)とその子にDVの影響が出てくることがわかってきています。

たとえば、
子どもが
暴力的な行動をするようになったり
赤ちゃん返りすると…
母親は
イライラしたり
後悔したり、自信を無くしたり…します。

そんな時こそ、人とのつながりを作り、
今 自分に何ができるのかを考える機会を持ってはいかがでしょうか?

子どもの発達について学び母と子の新しい関係をつくろう
というセミナーが実施されます。(主催:神戸市)
子どもの発達やDVの影響についての講義と、
グループセラピーの体験ができるそうです。
開催日:6/28(日)13:30~15:30 @あすてっぷKOBE
要申込み・参加、一時保育無料
申込・問合せは 078-361-6977 あすてっぷKOBE

お母さんにもお子さんにもいい変化が起きるといいな、と思います。

情報提供でした☆

「ハートをつなごう授業」2015に参加してきました!

ハートをつなごう学校」は、LGBT(セクシュアル・マイノリティの総称)について知ってもらうため、そして何より、自分がLGBTかもしれないと誰にも打ち明けられず、一人で悩んでいる人に沢山の仲間がいることを知ってもらうために作られました。
 今年も「Tokyo Rainbow Pride 2015」期間中の5月5日にセクシュアリティに関する授業が開催されると聞き、東京原宿まで行ってきました。今年で3年目となりますが、今年は元WBC世界フライ級女子チャンピオンの真道(しんどう)ゴーさんの体育の授業、そしてタレントの山田邦子さんとスター混声合唱団による音楽の授業でした。
 ゴーさんは、小さい頃はいつか「男」の身体になるんだろうと思っていたそうです。でもそうはならず、その葛藤から逃れるかのようにバスケット部の練習に明け暮れた高校時代、そして「性別の不一致」のためいじめられ居場所をなくした大学時代、25歳で世界チャンピオンになるまでの壮絶なライフヒストリーを伺いました。よくぞそこまで耐え抜き、自分を信じて前向きに努力を重ねてこられたものだと感動で胸がいっぱいになりました。
 邦子さんは乳がんの手術治療を通じて、今はがん撲滅運動に取り組んでいらっしゃいます。がんという全く予期しなかった逆境に打ちひしがれるだけでなく、だからこそ友だちや仲間の有難みを身に染みて感じたと語られました。生来の巧みな話術、魅力的な人柄が伝わってきて、邦子さん作詞作曲のシンボルソング♪あなたが大切だから♪を合唱する時には会場は人の温かさでいっぱいになりました。

とても楽しく、いろんなことを考えさせられる濃厚な時間を過ごしてきました。

ゴーさん、邦子さんのブログにも掲載されていますのでご覧ください☆
真道ゴーさんのブログへはコチラ
山田邦子さんのブログへはコチラ

5/23、24は・・・京都へ!

お久しぶりの更新となりました。
雨が多くあっという間に桜の季節は終わってしまいましたが、
私は雨でしっとりした新緑も好きです❤❤

さて、今回は5月に行われる
「日本フェミニストカウンセリング学会全国大会」のご案内です。
毎年1回、全国各地で開催されるのですが、
今年は神戸からも近い、京都での開催です\(^^)/

23日に行われるシンポジウムでは
「性暴力被害者のためのワンストップセンターの現状と課題~ジェンダーの視点から」
と題し、
NPO法人性暴力救援センター・大阪SACHICO 代表 加藤治子さん(産婦人科医)
性暴力被害者支援センター・ひょうご 代表 田口奈緒さん(県立塚口病院産婦人科医)
ウィメンズカウンセリング京都 周藤由美子さん
がシンポジストとして各立場から見える現状と課題などをお話しされるそうです。
コーディネーターの福岡ともみさん(ウィメンズカウンセリング京都)とともに
フェミニストカウンセリングが性暴力被害者支援に果たす役割について
たくさんの仲間と学び合える機会になることを、私たちも楽しみにしています✎✎

また、24日には様々なテーマで分科会も行われます。

全国大会の詳細・お申込みは
日本フェミニストカウンセリング学会(TEL03-3239-5330)まで。
(申込み締切 5/8)

この機会に、フェミカンや私たちの活動に興味を持っていただければ嬉しいです❤

カムアウトからアドヴォケイト活動まで

3月14日(土)~15日(日)東京・神田で行われた、日本フェミニストカウンセリング学会 教育訓練、専門講座 当事者のナラティブ〈語り〉を聴く ~カムアウトからアドヴォケイト活動まで~ に参加してきました。

 今回の講師の方々は、被害当事者としてその問題や困難の根絶をめざし、アドヴォケイト活動を展開されているみなさまです。

母子生活支援施設や児童養護施設など社会的養護のもとで暮らした経験から、児童養護施設などで生活した人たちが気軽に集える「日向ぼっこサロン」を創設した、渡井さゆりさん。
性暴力被害者であることをカミングアウトし、メールや手紙により被害当事者との交流を続けている、小林美佳さん。
中学生のころから「渋谷ギャル」生活を送り、高校を中退。ある講師との出会いで関係性の貧困から脱出。少女から搾取しない社会を目指し「女子高生サポートセンターColabo」を立ち上げた、仁藤夢乃さん。
大学卒業後、裁判官と結婚。DV被害に遭い、出産後離婚。離婚後司法試験を受験し合格。弁護士として女性の支援をしておられる、中村久瑠美さん。

 被害からの回復の度合いはそれぞれですが、当事者として支援活動に取り組んでいる姿に感動し、応援していきたいと思いました。
 この講座から、人を支援することの意味を考え続けていきたいと思っています。講師から刺激を受け、勇気をいただいた2日間でした。