支援スキルアップ講座の報告②

◆DV被害者心理の理解と支援~被害者は、なぜ逃げないのか?~
講師:内藤みちよさん(京都府家庭支援総合センター心理判定員・臨床心理士)

京都府家庭支援総合センターの心理判定員として、DV被害者に接しておられる経験から、被害女性に見えている現実を、まるで“翻訳”されるように話していただきました。

支援者が被害女性と一緒にいるとき、彼女が一瞬、からだを固くしたので、
「どうしたの?」と尋ねると、「今、夫に似た人が見えた」と答えたそうです。
同じものを見ているはずなのに、支援者には見えず、当事者にしか見えない。
被害女性の現実とは、周りには見えないものだ
と、このエピソードから気づかされました。
支援者に必要なこととして、
🌱つながった手を離さないこと
🌱支援者自身の人権意識や、ジェンダーの意識をもつこと
が大事だと話されました。

また、相談者への実際の対応の練習として、言い換えや応答の練習のワークをしました。

自己否定や自責感、
世の中へのあきらめ、
人への不信感
などを口にされる被害者へ、どのような応答ができるでしょうか❓
印象的だったのは、
自分の選択に対し、「これでよかったのでしょうか」と問われた時、
支援者にもわからない選択の是非を、
「これを選んでよかったと言えるように、これからしていきましょう」と、
内藤さんは答えられたそうです。

選んで終わりではない。選んでよかったと思えるようにする💕
それはつまり、自分が自分を幸せにしていく主体になるということ

実践的で力をいただけるお話でした!

 

次回は、人は人の中で守られる」地域に根差した中長期支援
講師:認定NPO法人 いくの学園 スタッフ
の様子をご報告します。