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【報告】「チャレンジしよう!女性のための自己表現セミナー」

尼崎市女性センタートレピエにて、「チャレンジしよう!女性のための自己表現セミナー」4回連続講座が無事終了しました。今年はソーシャルディスタンスへの配慮から、講義も安全な距離を取って行いました。

この講座は、人との境界線を意識した「相手も自分も大事にするコミュニケーション」であるアサーティブな自己表現について、講義のほか、ロールプレーや話し合いを重ね、学びを深める講座です。今年度は自分や他人の「怒り」との向き合い方についても、お伝えしました。

講座では、アサーションやアンガーマネージメントのスキルについてお伝えするだけでなく、伝えた後に自分がどう変化したかを感じる時間を取り、参加者同士で分かち合いました。

コミュニケーションの大切な要素である「自分の気持ち」をつかみ、表現することだけでなく、相手の話をいかに聞いていくかも、ロールプレーや話し合いの中で実践、体感していただきました。

多くの女性が「コミュニケーションが苦手だ」と思う背景には、社会から求められる女性役割や他者を優先する言動が女性らしさとする考え方などがあり、女性ならではの状況や問題を改めて考えていただくのもフェミニストカウンセリングの自己表現セミナーの特徴です。

参加者のみなさまからは「自分のコミュニケーションのパターンを意識することができた」「ジェンダーの呪縛により生じた過去の痛みを家族に話すことができた」といったうれしいフィードバックをいただきました。

私たちファシリテーターも4回の講座の中で、参加者の皆さんが熱心にメモを取り、グループワークにも積極的に取り組む姿勢や、変化されていった様子に刺激されての学び多い講座となりました。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

【講師活動のご報告】2021/01/26心が楽になる生き方~モヤモヤを探り解決の一歩を~

『心が楽になる生き方~モヤモヤを探り解決の一歩を』
主催:とうばんウィズ

今回、ご依頼をいただいた「とうばんウィズ」さんは、
兵庫県で男女共同参画社会を推進するために、関連する知識や情報を積極的に学び、
地域に啓発活動をされておられる団体です。

講師のご依頼を受けた時は、まだコロナ感染者数が兵庫県では二桁くらいだったと思いますが、
先を見通しオンラインで講座を開催を予定されていました。
当初は主催メンバーの方はオンラインで講座を開催するご経験や知識がなかったそうなのですが、
勉強会を重ね、パソコン教室にも通いながら準備を重ねてこられました。
私も勉強会に一緒に参加させていただき、皆さまの熱意に刺激を受けながら準備をすすめました。

講座の内容は、コロナ禍の影響もあり、ストレスをかかえることの多い毎日。
もやっとした気持ちを流さないで、今の自分の状態に気づくことから始めます。
そして、少しでも気持ちが楽だと感じられるにはどうすればいいか、などもお話しました。

小グループに分かれて参加者同士で話しをしてみると、話す前と気持ちは変わるかな?
ちょっと、ひと息ついて深呼吸すると、しんどさが減るかな?
など体験しながらの講義でした。

こんな時期だからこそ、いつも頑張ってくれているからだを気遣い、大切にして、
「いつもありがとうね」って優しく声をかけていきたいものですね。

★オンラインでの講座講師のご依頼も受け付けています★
講師の依頼はこちら→講師活動のページへ

 

 

【フェミカン神戸NOW】公開講座を開催しました

先日2021年1月11日に、身体の声で私とつながる~ジェンダーとマインドフルネス~を開催しました。

これまで長くフェミカン神戸とつながってくださっている方や、
はじめてつながってくださった方、
距離を超えて久しぶりにつながってくださった方・・・
みなさんありがとうございました!
コロナ禍、そしてとても寒い日でしたが、その中でも
それぞれのくつろげる場所を共有しつつ出会えたことがオンラインの魅力だと感じました😊

ハコミセラピーのマインドフルネスを使い、
バウンダリーの実験などを通じて自分の体験を観察、
そしてマインドフルに話し、聞く体験から、パワフルな気づきと学びを得た、との感想がありました。
知識として既によく知っている事柄でも、体験から学ぶ(ボトムアップ)と、新たな発見につながる方も多くおられます。それは、無意識が意識化されている所以です。

ともすればストレスフルになりがちな状況を生きる、そして、より良い社会を作るために自分を活かしていくために、
意識的にリソースを取り入れることも大切です。
呼吸や、身体、自然、何かしらの存在… 🍃🍃🍃
この講座では、私たちの身体に本来備わるリソースにつながることも試しました。

しんどい時、ジェンダー規範など社会の理不尽な要請がある時などは、無意識にいつも(過去の)のパターンに陥りがちです。
そんな時、あえてバウンダリーやリソースにつながり、より自分らしい選択をできるといいなと感じました。

あけましておめでとうございます

皆様、あけましておめでとうございます。
昨年は新型コロナの流行により、大きく生活が変わった一年でした。
お正月の過ごし方もこれまでとは違った方も多かったのではないでしょうか。

私たちは、今年は早速1月11日に、オンラインでの公開講座”身体の声で私とつながる”を実施します。
ありがたいことに、定員を少し上回る人数の方にご参加いただける運びとなりました😊😊
ストレスのかかりやすい状況でも、困難を抱えた女性に寄り添いつづけることができるよう、
学びを深めたいと思います。

また、2月16日には姫路市(あいめっせ)で ”知ってよかった!と思えるDVの基礎知識”
を開催します。
(状況によってオンライン開催となるかもしれません)
警察署員、当法人のフェミニストカウンセラーとともに、DV被害者支援についての知識を学んでいただける貴重な機会です。
こちらはお申し込み受付中です。どうぞご参加ください。

では、皆様にとって良い一年となりますように💗

年末年始のご案内

年末年始の休業期間についてお知らせ致します。

年末年始休業期間 2020年12月29日(火)より2021年1月3日(日)まで

留守電メッセージの対応、メールの返信は1月4日からとなります。

ご不便をおかけ致しますが、何卒ご了承頂きますようお願い申し上げます

♦ 電話相談 ・・・ 12月28日(月)、1月4日(月)は通常通りです。ご利用ください。

♦ 2020年1月11日(月・祝)開催 9:30~12:00 オンライン公開講座 《 身体の声で私とつながる  ジェンダーとマインドフルネス 》 残席あり(2名)受講ご希望の方はお早めにお申し込みください。詳細は講座・後援会のページをご覧ください。

♦ 2020年2月16日(火)開催 13:30~15:30(受付 13:15) at 姫路《 知っててよかった!と思える DVの基礎知識 ~母と子が暴力に巻き込まれず安全に生活するために~》  募集が始まっています。詳細は講座・講演会のページをご覧ください。

性暴力にNo!

フェミカン神戸と同じ、フェミニストカウンセリングをしている
博多ウィメンズカウンセリングの皆さんが、素晴らしい動画を作成されています。
福岡の男女共同参画フォーラムでの配信なので明日(2020/12/5)までですが、ぜひ、ご覧ください。

性暴力にNO!~フラワーデモの繋がりと広がりが創る未来~
https://www.asubaru.or.jp/123571.html#14

パネリスト:北原みのりさん(作家、フラワーデモ全国呼びかけ人)
黒瀬まり子さん(臨床心理士、フラワーデモ@福岡呼びかけ人)
山本潤さん(一般社団法人Spring代表、法務省犯罪に関する刑事法検討委員会委員)

日本で広がりを見せているフラワーデモ。
そのスタートから、今までの道のり、
また、性暴力に関する日本の法整備の現状などが
とても分かりやすく、ストレートに語られています。

語りの力ってすごいな、と、感動し、力をもらえました!

 

 

【2021/1/11オンライン開催】身体の声で私とつながる

●● 参加者募集中 ●●
今年度の公開講座は、オンラインでの開催です。

2021年1月11日 9:30~12:00
おそらく日本初!「ジェンダーとマインドフルネス」がテーマです。
詳細・お申し込みは→→こちら

意識的であれ、無意識であれ、家庭や学校、社会で身につけてきた
ジェンダー規範(女らしさ、女性だから~すべき)は、
私たち女性のこころと身体にどのような影響を及ぼしているのでしょうか?

その影響に気づかずに、周りからの役割期待に応じていると、心身ともに大きな負担となってきます。

この講座では、欧米で最も効果的な心理療法として認められている
ハコミ研究所のハコミセラピー の技法を使い、
マインドフルに、優しく、丁寧に
ご自身の身体感覚をはじめとする様々な部分に気づきを向けます。
そして、より自分らしい生き方が選択できることを目指しています。

トラウマ、ストレスへの対処法もご紹介します。

からだとこころの関係に興味がある方
セルフケアを学びたい方
ご自分の学びや経験を支援活動などに役立てたい方

マインドフルネスはだれでもができるものです。初めての方でも、大丈夫です!

内容は
第1部:講師のガイドによる学びと体験
講師:ウィリングヘム広美さん
第2部:参加者の皆さんと法人スタッフがお話しをしながら、第1部の学びを深めます。
1部の学びを日常に活かせるワークなども行う予定です。1部、2部両方ご参加ください。
参加は女性限定です。
参加費1000円(当法人正会員は無料)
定員は20名ですが、定員を超えたときは兵庫県内在住の方を優先させていただきます。

zoomが初めての方、心配な方には、簡単なzoom練習会と、呼吸法などのミニ講座も予定しています。(1/5.7.8)
お気軽にご参加ください。

詳細はこちらのページをご確認ください
こくちーず申込ページはこちら→→こくちーずが開きます

”批判ではなく提案を‥”女性リーダー須田さん

フェミカン神戸の会員として、長くサポートしてくださっている
須田和(むつみ)さんが、雑誌『女性展望』2020.9-10月号(Vol.706)に掲載されました。

須田さんは尼崎市議として3期目の活動を精力的にされています。
須田和さんのホームページはこちらをクリック

今回の掲載記事ではコロナ禍における尼崎市の対応や課題、市長や須田さんはじめとする女性リーダーの役割や視点が書かれています。

私はこの記事を読ませていただいて、
現実を冷静に見て、”批判ではなく提案を続ける”須田さんの姿勢が現れていると感じました。
学ばせていただくところが多い、素敵な女性リーダーです🙂💗

【フェミカン神戸NOW】コロナ禍でオンラインを勉強中

コロナウイルスが流行し、集まって、顔を見て話しができる機会がほとんどなくなりましたね。
当たり前のようにできたことができなくなり、寂しい気持ちや喪失感、いろんな感情が出てきます。
とはいえ、オンラインという方法もあるので、フェミカン神戸のスタッフ間でも会議や勉強会などをオンライン会議に切り替えています。

最初は声が聞こえなかったり、接続に手間取ったり、コミュニケーションがとりにくかったり、ストレスを感じることも多かったのですが、
徐々に慣れ、最近では遅ればせながらのオンライン歓迎会も開催できました😋🥂
オンラインだと、雑談をしにくい感じがあったのですが、慣れと、雰囲気を工夫したりすることで、和やかなひと時を過ごせたように思います🙂🙂

そして、カウンセリングや講座にも活用したい、との思いで、スタッフ内での勉強会も始めました。
勉強会の最初は写真のような感じで、不安が多かったのですが、勉強会を経て、ほとんどの方がもっと使いたいという気持ちになりました👍👍

さて、コロナ禍では、トラウマや過多なストレスによって自律神経にも影響が出てきます。
この神経系の回復には “人との安全なつながり”が必要です。
しかし今は、自粛やソーシャルディスタンスにより、対面でのつながりを制限され、使える資源が乏しくなりがちです。

一方で、直接会わなくても、画面上などでつながるだけでも、神経系の共同調節が可能です。

特に、過去にトラウマ歴がある方の場合、コロナ禍ではPTSD症状の活性化も高くなります。健康状態や苦痛の大きさや、社会的孤立の度合いも影響することがわかり始めています。

※より詳しくは
COVID-19 パンデミックは、私たちの神経系へのパラドックス的な挑戦である(日本語訳)
Clinical Neuropsychiatry Porges 4.2020 日
こちら↓のサイトより論文をダウンロードしていただけます。

https://theresahanaoka.jimdofree.com/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%B9%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC/

フェミカン神戸でも、新たなツールを取り入れ、安全なつながりの場を提供できるように少しずつ体制を整えていきたいと思います。

またオンラインでの講座などを開催できるようになりましたらご連絡しますので、どうぞご参加くださいね!

【フェミカン神戸NOW】気づきと回復の講座@尼崎市

こんにちは。
今日は「フェミカン神戸のスタッフって何をやっているの?」という疑問にお答えするべく、
フェミカン神戸の活動の一つである「気づきと回復の講座@尼崎市」をご紹介したいと思います☺

この講座は、DVなど暴力被害を経験した女性が、
自分に起きたことや起きていること、今も残っている影響などをファシリテーターと一緒に丁寧に見ていきます。
「DV・トラウマを理解する」「トラウマに対応するツール」「コミュニケーション」など
12のテーマでの講義と、3回の語り合いで構成されたプログラムです。
NPO法人レジリエンス こころのcare講座 ファシリテーター養成講座終了者が実施します)
参加は各テーマ単発でもOK、12回のテーマを継続して受講されてもOKなので、ご自身のペースで参加いただけます。

先日8/25は「コミュニケーション」のテーマで講座を開催いたしました。
今回の内容の一部をご紹介しますと、
ファシリテーター2名で”尊重のない場合”と”尊重のある場合”の会話例を演じながら、
具体的に”不健全なコミュニケーション”と”健全なコミュニケーション”の違いをお伝えしました。

健全なコミュニケーションをするには、お互いに尊重された関係性であることが必要です。
特定の相手との間で、コミュニケーションがうまくいかない場合、
「私の言い方が悪いのかなぁ」と考えがちですが、そもそも”お互いを尊重する関係”でないのかもしれません。
(つまり、一方が相手を思い通りにしようとしていたり、相手は”自分より下の人間”と思っているなど。DVやハラスメントもこうした”不健全な関係性”です)

このように様々な角度から、自分の体験を振り返り、気づきにつなげていただけるようなプログラムです。

私たちが講義をしている間、参加者の方は、メモをとられたり、頷かれたり、トイレに行かれたり、お茶を飲まれたり🥃とご自身のペースで受講されていました。
安心して2時間の講義を受けていただくために、休憩は自由にとっていただいています。

毎回、参加者の方はそれぞれの気づきや発見、体験を大事に持って帰ってくださっています。

また、講座を開催するにあたり、ファシリテーターと参加者はマスクを着用、席の間隔をあける、
ファシリテーターと参加者の間にはビニールカーテンを設置するなど感染予防にも力を入れています。

このブログを読み、「気づきと回復の講座@尼崎市」に興味をもたれた方は、
尼崎市女性センタートレピエのホームページ(リンクはこちら)からご確認、お申し込みください。
次回は9/8(火)10:00~12:00(要申し込み:受講無料、託児あり)
テーマは”パートナーシップ”です。お互いが自由で尊重された関係性について、学びを深めましょう!