性暴力(性虐待)被害を題材にした映画『月光』が、神戸の元町映画館で上映されています。
先般、試写会に行ってきました。
描かれているのは性暴力被害の一面です。
悲しいけれど、
世の中に(この映画で描かれているよりも)もっとたくさんの種類の性暴力があり
“特別な人の特別な出来事”ではありません。
性暴力被害を受けた人は
からだの傷だけでなく、内面の混乱、しんどさ、、、
日常が崩れたように感じるなかで、それでも日常を生きています。
上映が終わった後、話し合いの時間を持っていただきました。
ある男性の方の感想がとても印象的でした。
「加害者が100%悪いと、頭でわかっていても、
男にとっては、逃げ道がほしくなる、言い訳を言いたくなる。
それでも、100対0で絶対許されないこと。それをどう伝えるか。」
性暴力のない社会。
男女(同性同士でも)が互いの人権を尊重し合える社会。
頭での理解ではなく、実感として、自分が自分らしくいることができる社会とは・・・
今もなお、随所に大きな、解消されない矛盾があります。
一方で全国各地に性暴力被害者支援のためのワンストップセンターができ、
支援基盤の整備に着手されつつあります。
法整備も含め、国も動き始めています!
深刻な社会問題と同時に、そこに生まれつつある支援の場についても、
多くの方々に知っていただけるといいなと思います 🍀
企画・上映をしてくださった元町映画館のご担当者に敬意を表します。
明日3/18~3/24 は 16:40~(約2時間)上映があるそうです。
詳細は元町映画館のHP
全国のワンストップセンターリンク集
(↑東京の支援センターSARCの作ってくださっているリンク集です)