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あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

年末年始、どのようにお過ごしでしたでしょうか?

フェミカン神戸は今日から新年の仕事始めです。
スタッフ一同、研鑽しつつ邁進できるよう、日々取り組む所存です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆さまにとっても、幸多き一年となりますように!

加害者のサイクルと被害者のサイクル

先日、とある市のDV被害者支援者向け研修に参加してきました。
その中で印象的だった内容を一つご紹介します。

アメリカの心理学者レノアウォーカー提唱のDVのサイクル、
①開放期(ハネムーン期)

②緊張期

③爆発期
・・・・
これは最近では皆さんよくご存じだと思います。

でもこのサイクル、実は「加害者のサイクル」なんですね。
講師の内藤みちよさん(立命館大学応用人間研究科嘱託講師)のお話によると、
これに対する「被害者のサイクル」が発生します。

それは
①開放期(自己説得:まだ、やっぱり大丈夫だ)

②緊張蓄積期(不安察知:やばいかも)

③暴力の発生(現実直面:もう、やっぱり無理!)

なるほど、ですね。
このような気持ちの変化とともにエネルギー(行動)も変化します。

わかっていたことのようですが、
視点を変えて、言葉で理解するとより一層理解が深まったように感じます。

有意義な研修でした。

参加者募集中:DVについて学び、その子どもへの影響を考える

年明け、1月16日(金)と30日(金)にイーグレ姫路において、
講座「DVについて学び、その子どもへの影響を考える」を行います。

心の傷つきは何年経ってもその古傷がうずくことがあります。

直接暴力を振るわれなかった子どもにも、暴力を見聞きしたことによる影響はあります。
しかし一方で、DVの被害を受けた人が加害者と別れなかった理由に、
「子どもがいるから、子どものことを考えたから」
と答えた人がとびぬけて多いという調査結果もあります(内閣府)。

DVが女性だけでなく、子どもにどのような影響を及ぼすのかを知り、
子どもへの悪影響を減らすためにはどのようにすればよいのかを考えます。

さて、講座は、
参加者の皆さんがワークシートに記入する個人作業✎と
ファシリテーターによる解説で構成されています。
たとえば、ワークシートに
「その時、私はどんな気持ちでいたんだろう」
「私ってこんなことを考える癖があるのだな」・・・
などと書いているうちに自分自身に気づくことがあります。
そうした作業を自分自身の力にしてもらえるよう、
サポートできればいいなあと思っています。

なんだか気が重~くなりそうな作業ですが、、
最後に少しほっとできるアートの時間があります。
がんばった自分にご褒美をあげることも一緒にやりましょう☆

こうした時間をテーマに関心ある女性たちと共有し、
私一人ではないことを感じていただけたら嬉しいです!

お申込み、お待ちしています。
お申し込み・講座についてはこちら

性暴力被害者支援センター・ひょうごの出前講座

20141201
フェミカン神戸が協力団体でもある、性暴力被害者支援センター・ひょうごから
スタッフの方が出前講座に来てくださいました。
短い時間でしたが、とても有意義なお話を伺うことができましたので、少しご紹介します。

性暴力被害者支援センター・神戸の立ち上げから1年8か月。
(2014.4移転。性暴力被害者支援センター・ひょうご)
今年度は内閣府の「性犯罪被害者等のための総合支援モデル事業」に選ばれたそうです。

被害にあっている(あった)人のうち、
警察に届け出たり、支援につながるなどされる方はごく一部。
性暴力はそれだけ表に出にくい、出しにくい問題です。

特に、相談者(被害者)は18歳以下の子どもの割合が多いそうですが、
子どもたちは自分で支援センターにアクセスするのではなく、
周りのおとなが通報や相談をされて初めて支援につながる現状だそうです。
いかに子どもたちが多く被害にあい、声をあげることができないでいるのか、、。
そして身近なおとなが適切なサポートをする(サポートにつなげる)重要性を感じました。

また、実際どのような支援が行われているのか、
特に最大の特徴であるアドボケーターの役割について詳しくお話しいただきました。
いつも相談者の思いを第一に寄り添う存在、なんですね。

改めて、こうした支援センターができ、
被害者の支援や啓発活動をしてくださることはとても心強く、
性暴力が当然のごとく潜在化するこの社会を変えていく役割はとても大きいと感じました。

神戸市DV防止キャンペーン

11月22日 @さんちか

神戸市では11月12日~25日の「女性に対する暴力をなくす運動」の一環として、
市民に対するDV防止についての周知・啓発のためDV防止キャンペーンを実施されています。

フェミカン神戸のスタッフもキャンペーンに参加し
啓発パッケージに入った絆創膏と手作りパープルリボンを配布してきました。
読んでくださっている方の中に、受け取られた方もおられますでしょうか(^^)
必要とされる方のお手元に届きますように…

2014DV防止キャンペーン

東日本大震災被災地における女性の悩み・暴力相談にいってきました

被災から約3年8か月経過していますが、
女性に対する暴力の状況や女性が抱える悩みが
一層深刻化しているように感じました。

今までの価値観のベースにジェンダー(性別役割意識)の意識があるのに加えて、
原発被害による影響が日常生活の中に色濃くあるようです。

福島の人はまだまだトンネルの中、
希望の光が見えない方はたくさんおられると実感しました。

だからこそ、支援を続けていくことが大切だと思います。

また、その拠点スタッフの方々は自分たち自身も被災しているのに、
いつもあたたかく私たちを迎えてくださいます。
真摯に電話の向こうにおられる方の声に耳を傾ける姿や
ひたむきに、それでも果敢に支援の幅を展開されている様は
私を元気にさせてくださいます!

この時期、福島は紅葉がきれいでした。
少し足を延ばせば、温泉もあります♨
日本酒もおいしい!

来年も行けたらいいなと思っています。

グループカウンセリングが始まっています

10~12月の月2回全6回、尼崎市女性センタートレピエで、
「DVで悩んでいる女性のためのグループカウンセリング」がスタートしました(^^)

trepied2014 -1

メンバーには今年度前半に行った「気づきと回復の講座」を受講された方も半数ほどおられます。
年齢層も状況もさまざまです。
離婚済み、調停中、離婚を考えている、関係修復に奮闘中…。
立場は違ってもそれぞれ、友だちにも気軽に話せないことを話せる場があることを
喜んでおられるようです。

ファシリテーター(進行役)としてみなさんのお手伝いをしていて感じるのは、
みなさんの傷つきの深さです。
パートナーとの関係を何とかよくしようとして苦しんでこられた方、離れた方も
“これでよかったのだ”と確認しながら生きておられる姿に、
みなさんが真摯に人生を歩んでこられたことがうかがえます。

引き続き、このグループがメンバーのみなさんのよりどころのひとつでありますように❤❤

ホームページが新しくなりました!

朝夕涼しく、肌で秋を感じますね。

さて、ご覧いただいているとおり、ホームページがリニューアルされました☆

より多くの情報をお届けできるといいな、と思いますので、時々見に来てくださいね。