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【講座のご紹介】DVを体験した母子のためのオンライン講座

【シェア歓迎!】
DV被害を受け、子どもさんを連れて離れる(加害親と別居する)選択をされたお母さんへ
この情報が届きますように☆

神戸市さんが主催で行われる
DVを体験した母と子のためのもっと素敵な関係作り オンライン(zoom)セミナー』
9/3(金) 10:00~12:00 小1~小4のお子さんを持つお母さん対象

被害を受ける環境から子どもさんを連れて離れること(暴力からの離脱)は本当に大変だったと思います。

離脱後、子どもさんの様子はどうでしょうか?
お母さん自身の心身の状態はいかがでしょうか?
”安全な環境を作る”という、大切な選択をされた皆さんですが、
大きく環境が変わることによるストレスや、DV被害の影響は
その後の生活や親子関係で思っていなかったしんどさにつながることがよくあります。

また、転校やいろいろな手続きや、生活を再建していく時期に、調停が続いているなど、対処しなければならないことが山積みかもしれません。
そんな時に
親からすれば困ったとしか思えないような行動を子どもが起こしたりします。
それを母親が一人で支えなければならない。」
(『被害と加害をとらえ直す』信田さよ子、シャナキャンベル、上岡陽江 より引用)
そんな状況で独りぼっちだと感じたり、よかったはずの”離脱という選択”を後悔されることも多くあります。

その気持ちは当然で、OKなもの。
次にどう行動するかは、新しい環境や、人間関係や、新しいものの見方や、
必要であればサポートを取り入れて、
健全なものにすることが出来ます。

このセミナーとそれに続くグループセラピーでは、
お母さんと子どもさんのそれぞれが自分のことをよく知り、対処できるようになったり、信頼感を培ったり、
また、グループのメンバーからも気づきや学びを分け合い、お母さんと子どもさんのより良い関係づくりを練習します。

フェミカン神戸のスタッフもサポートさせていただきます。

どうぞご参加ください。

【概要:申し込み・問い合わせは神戸市家庭支援課】
https://www.city.kobe.lg.jp/a86732/kurashi/activate/cooperation/dv/dv_event.html
令和3年9月3日(金曜)
・講義「暴力を受けたり見聞きした子どもとの生活について」
兵庫県立大学大学院教授 公認心理師 冨永 良喜氏

・参加者同士の話し合い
・連続講座(お母さんグループ・親子合同プログラム)のご案内
【時間】10時~12時
【対象】DV被害から逃れ、現在パートナーと離れて暮らしている子育て中の女性
(小学校1~4年生の子どもと同居している方)
ZOOMによるオンライン受講が可能な方(ZOOMが使えるパソコンが必要です)
【定員】8名(定員になり次第、締め切ります) 【最少催行人数】3名
【参加費】無料
【申込先】電話:078-322-0249(平日8時45分~17時30分)土日祝休み
E-mail:soudanshien@office.city.kobe.lg.jp
【申込方法】電話・E-mailによりお申し込みください 7月1日(木曜)9時より受付開始します

チラシはこちら(PDF:502KB)

フェミカンの活動と、カウンセラーへのひとつの道

フェミニストカウンセリング神戸の活動を、改めてご紹介します。

私たちは、事務所や委託先で、カウンセリングをさせていただいたり、相談を受けたりすることがメインです。

そして、講座やワークショップの講師やファシリテーションを行ったり、ご依頼を受けてさせていただくこともあります。
最近はDVや虐待、コミュニケーション、自己尊重、に関するご依頼が多いです。
自分たちで開催する場合は、企画や広報なども行います。

女性の権利回復のためには、考え方や物の見方を変えるだけでなく、
社会の制度が変わる必要があったり、
法整備が必要であったりする分野もまだまだあります。
なので、相談などで当事者の方のニーズをお聞きしたり、私たちが見聞きしたものを反映してもらえるよう働きかけ(提言など)をすることもあります。

また、女性問題を理解した支援者が増えるように、人材の育成も行っています。

心理相談が主ですが、そこにとどまらず、社会が変わるように活動するところがフェミカンの特徴です。

□女性の相談を受けるカウンセラーになりたい
□活動に興味がある
□自分の問題意識を、社会を変える運動につなげたい
このような思いをお持ちの方、講座を受講することから始めませんか?

基礎講座「フェミニズムを学び女性支援に活かす」で基本的な学びをした後、
フェミニストカウンセリング神戸では独自の実践的なプログラムを用意しています。(補助金を受けて開催します)

カウンセラーは実務経験がないと就職が難しく、就職できないから実務経験が積みにくいという、仕事をはじめにくい分野です。
本講座終了後、相談現場を持ちながら学べる環境があり、
講座参加をきっかけに当法人への就職や公的な相談機関への就労をされている方もおられます。

お申込みはこちら→基礎講座「フェミニズムを学び女性支援に活かす」

始まりました!『女性のための自己肯定感UP!ワークショップ』

3回連続講座、『女性のための自己肯定感UP!ワークショップ』を実施しています。

女性は、人生のなかで人との関係性に影響を受けることが多いものです。コロナ禍、活動が制限される中においては、身近な人と過ごすことも多くなり、あらためてそうした関係における課題に直面したりしている方も多いのではないでしょうか。

今回の講座では、無意識のうちに内面化した自分に対する批判的、否定的、自罰的な考えを掘り起こし、それらがどこからきたものかを振り返ってもらいます。その過程で、自身の置かれた人間関係のありようや状況に気づき、関係のなかで何が起こっていたのか、見つめなおす作業をしてもらいます。そうすることで、無意識、無自覚に定着していた自身の考え方のパターンやコミュニケーションパターンに気づくことができます。自分を知ることだけでなく、自分に影響を与えている身近な人間関係、人間関係を含めた社会環境を知ることで、女性の自己肯定感を育むために必要なもの、手放してよいもの、新たなスキルを学んでもらいます。

オンラインでのワークショップです。参加者同士の距離感、心身の疲れ加減など、対面の講座とは違う戸惑いが、受講者の皆さんにはあるかと思います。アイスブレーキングでは一緒に体を動かすなど、親近感やつながりの感覚がもてるよう工夫をしたり、休憩をはさんだりして、リラックスして参加いただけるよう工夫しています。一方で、この酷暑、安心できるパーソナルスペースからの参加は、オンライン講座何よりの収穫ではないでしょうか。

受講者のみなさんは、メンバーの話に耳を傾け、自身の体験と重ね合わせて共感したり、気づきを得たり、温かな雰囲気の中で学びを深めてくださっています。

次回、8月28日はいよいよ最終回。ワークショップで得た新たなスキルを繰り返し積み重ねていくことが、自己肯定感や自己尊重感を育むための着実なステップです。

フェミニズムの視点を相談現場で活かす、とは??

私たちフェミニストカウンセリングでは、フェミニズムの視点を一貫して用います。
女性の抱えるしんどさや問題の理解において、フェミニズムの視点があるのとないのとでは、どのように変わってくるのでしょうか?

過去に当法人の養成講座を受け、現在相談員として活躍されている方が次のようにお話しくださいました。

「女性相談と精神科でのカウンセラーをしています。
精神科では男性のクライエントさんもおられます。
どちらの相談者も社会的弱者になりやすいという共通点があります。
女性相談を行う上で大切にしている視点は、女性の抱える問題が社会や文化の影響を受けて起きているという点です。
例えば、シングルマザーが貧困になりやすい理由として、男性よりも賃金が安い、男性に比べ正社員としての雇用が少ないことが影響しています。
また、女性は男性よりもモラハラを含め暴力を受けやすいので、傷つけられやすい立場だと言えます。
もし無力感、絶望感、自責感などで苦しんでいる女性がいたら、

「あなたに原因があるのではなく、社会や文化の中で女性が弱い立場にいることに原因があるのかもしれない」

という視点に気づいてもらえるように支援しています。
女性という同じ立場であれば、誰しもが同じ問題を抱えてしまう可能性があることを認識し、
孤立させない、ひとりではなくともに問題に取り組む仲間がいる
そいうことを知ってもらえるようなかかわりを心がけています。」

2021年9月より、女性の心理支援、対人援助者、支援者を育成するための講座を開講します!
今回はオンライン(zoom)ですので、遠方の方もご参加いただけます。

詳細はこちら→オンライン基礎講座「フェミニズムを学び、女性支援に活かす」

以前の講座の様子はこちら→2019年度カウンセリング入門講座

【参加者募集中】女性のための自己肯定感up!ワークショップ

 

3回連続ワークショップを開催します!

7/10.24.8/28 10:00~12:00
オンライン(zoom)開催
女性限定・定員10名
参加費9,900円(税込み)

フェミニストカウンセリングの大切なテーマの一つである、自己肯定感。
皆さんは日ごろ、自分を大切に扱っていますか?
多くの女性が、自分のニーズや、想い、感情などを後回しにしてしまう傾向があります。
「自分のことは後回しにしなければいけない」と感じる場面があったり、
「自分のことは後回しにすべき」との、見えない強制力を感じて生きてこられた方もおられます。

まずは、ちょっと立ち止まって、「私には何が必要なんだろう?」と問いかけたり、
「当たり前」を見直してみたり、、、
「自分を大切にする時間」をご自分へのプレゼントにしていただくのもいいかもしれません。

今回は3つのテーマを通じて、自分や周りとの関係やコミュニケーションパターンなどを見つめていきます。

もっと自信をもって、自由に、自分らしくありたい方、お待ちしています!

詳細・お申込みはこちら→ 女性のための自己肯定感up!WS

※内容を、チラシでご確認ください→PDFチラシ

【オンライン講座】自分でできるココロのメンテナンス~私が見つける大切なわたし~

6月5日(土)から3週間にわたって開催される
和泉市男女共同参画センター・モアいずみ主催
「自分でできるココロのメンテナンス~私が見つける大切なわたし~」
において講師を務めさせていただきます。

オンライン講座で、まだ空席があるようなので、是非ご参加ください。
オンラインが心配な方も、サポートさせていただきますので、一緒に楽しみましょう。

「自分に自信が持てない」
「自分を好きになるってどういうこと?」
「私は必要とされていない気がする・・・」など
ネガティブな気持ちになってしまうことはだれにでもあります。

どんな自分もOK
自分を大切にすることは
フェミニストカウンセリングの基本です。

自分と自分の感情をまるごとに大切にし
自分を信頼する力を育てることで
「自分の中にある力」を引き出すことを目的とした
女性のエンパワメントのための講座です。

講座では
フェミニストカウンセリングの視点で
女性の自己肯定感の低さはなぜ起こるのかを
ジェンダー意識の残る社会の現状からも
解き明かします。

 

第1回6月5日: 自己尊重感を高めるってどういうこと?
第2回6月12日: ココロのメンテナンス体感ワークショップ
第3回6月19日:私が見つける、大切な「わたし」のこと

オンラインでもつながりを感じられるよう工夫して、
講義・話し合い・セルフワークを通じて
丁寧に自分のことを考えます。

(講座詳細はこちらのリンクから→和泉市男女共同参画センター・モアいずみ

https://www.city.osaka-izumi.lg.jp/siseizyouho/danjyo/ibennto/1504140876710.html

チラシのPDFはこちらです

クリックして06051219kokoronomentenansu.pdfにアクセス

【5/22開催】日本フェミニストカウンセリング学会全国大会(再) 

【再び・シェア歓迎!】
2021年5月22日 日本フェミニストカウンセリング学会の全国大会 のお知らせです。
申し込み受付中!(WS・分科会については、定員に達しているものもあります)
皆様の支援・活動にお役立てください。

毎年全国各地で開催しているのですが、今回は全面オンライン実施になります。
ご興味のある方はご参加ください。

シンポジウム 10:30~13:00
トラウマのある社会で生きるということ
~回復への旅を当事者とともに~
フェミニストカウンセリングの現場では、
カウンセリングやアドヴォケイトを通じて、DV・性暴力・虐待など被害当事者と語り合い、
回復過程の傍らに居続けています。
今回は、3名のシンポジストとともに、より広い視点で「トラウマのある社会で生きること」
について話し合います。
◆シンポジスト
・岩井圭司(兵庫教育大学大学院教授 精神科医)
・ウィリングヘム広美(ハコミ研究所認定トレーナー 米公認臨床士)
・竹之下雅代(ウィメンズカウンセリング京都・学会認定フェミニストカウンセラー)
コーディネーター
・福岡ともみ(ウィメンズカウンセリング京都)

◆分科会・ワークショップ 14:00~16:00
(WS・分科会については、定員に達しているものもあります)

・フェミニズムとフェミニストカウンセリングの未来を拓く(仮)
・FCの視点での性暴力被害者支援(仮)
・DV被害当事者と子どもへの中長期支援
・コロナで変化した母との関係、母娘葛藤についての語り合い
・フラワーデモの#MeToo#WithYouに学ぶ性暴力と当事者支援
~フェミニストカウンセリングは何ができるか~
・相談現場で安全に心理支援を行うために必要な視点とツールを学ぶ
~マインドフルネス、身体感覚、神経系へのアプローチ~
詳細は以下のリンクをご確認ください

◆参加費(税込)
会員:4000円
一般(非会員):5000円
学生・サバイバーの方(自己申告):1000円
応援チケット:7000円

◆詳細・お申込みはこちら◆
https://19nfc2021.peatix.com/

【講座情報】気づきと回復の講座&語り合い@尼崎

「DVにあった女性のための 気づきと回復の講座&語り合い @尼崎」
5月から始まります✨

月2回、原則第2・4金曜の午前10時~12時
場所は尼崎市女性センタ・トレピエです。

DVの種類や暴力の影響、こどもへの影響、トラウマなど、
12のテーマでDVについての知識を学びます。

そして、自分に何が起きたのか、自分に何が起きているのかを見ていきます。

自分にとって、今何が必要なのか、に気づき、必要なものを取り入れる時間でもあります。

詳細はこちらのリンクから:尼崎市女性センタートレピエ

 

毎年開催しているこの講座は、初めての方も、何度も受けてくださっている方も、
その時々の自分に合った学びや必要な情報を得てくださっています。

まずは気になるテーマから参加されるのもいいですし、
最初から(連続で)参加いただけると段階的に学びを深めていく事もできます。
ご自身が参加しやすい方法で大丈夫です。

 

DV被害からの回復は、一直線に右肩上がりのプロセスではありませんが、
私たちファシリテーターや、他の参加者の方の存在とともに、
そして少しずつ丁寧に取り組むことで、
あなた独自の回復に役立てていただけるような講座をお届けしたいと思っています。

DV被害から離れ、ご自身の経験について整理したい方
知識や情報を得て、今後のことを考えたい方…
ご興味のある方、ぜひご参加ください。

お申し込みは尼崎市女性センタートレピエ(06-6436-6331)

※お申し込みの前に必ず、トレピエのホームページより詳細をご確認ください。

 

【報告】「チャレンジしよう!女性のための自己表現セミナー」

尼崎市女性センタートレピエにて、「チャレンジしよう!女性のための自己表現セミナー」4回連続講座が無事終了しました。今年はソーシャルディスタンスへの配慮から、講義も安全な距離を取って行いました。

この講座は、人との境界線を意識した「相手も自分も大事にするコミュニケーション」であるアサーティブな自己表現について、講義のほか、ロールプレーや話し合いを重ね、学びを深める講座です。今年度は自分や他人の「怒り」との向き合い方についても、お伝えしました。

講座では、アサーションやアンガーマネージメントのスキルについてお伝えするだけでなく、伝えた後に自分がどう変化したかを感じる時間を取り、参加者同士で分かち合いました。

コミュニケーションの大切な要素である「自分の気持ち」をつかみ、表現することだけでなく、相手の話をいかに聞いていくかも、ロールプレーや話し合いの中で実践、体感していただきました。

多くの女性が「コミュニケーションが苦手だ」と思う背景には、社会から求められる女性役割や他者を優先する言動が女性らしさとする考え方などがあり、女性ならではの状況や問題を改めて考えていただくのもフェミニストカウンセリングの自己表現セミナーの特徴です。

参加者のみなさまからは「自分のコミュニケーションのパターンを意識することができた」「ジェンダーの呪縛により生じた過去の痛みを家族に話すことができた」といったうれしいフィードバックをいただきました。

私たちファシリテーターも4回の講座の中で、参加者の皆さんが熱心にメモを取り、グループワークにも積極的に取り組む姿勢や、変化されていった様子に刺激されての学び多い講座となりました。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

【講師活動のご報告】2021/01/26心が楽になる生き方~モヤモヤを探り解決の一歩を~

『心が楽になる生き方~モヤモヤを探り解決の一歩を』
主催:とうばんウィズ

今回、ご依頼をいただいた「とうばんウィズ」さんは、
兵庫県で男女共同参画社会を推進するために、関連する知識や情報を積極的に学び、
地域に啓発活動をされておられる団体です。

講師のご依頼を受けた時は、まだコロナ感染者数が兵庫県では二桁くらいだったと思いますが、
先を見通しオンラインで講座を開催を予定されていました。
当初は主催メンバーの方はオンラインで講座を開催するご経験や知識がなかったそうなのですが、
勉強会を重ね、パソコン教室にも通いながら準備を重ねてこられました。
私も勉強会に一緒に参加させていただき、皆さまの熱意に刺激を受けながら準備をすすめました。

講座の内容は、コロナ禍の影響もあり、ストレスをかかえることの多い毎日。
もやっとした気持ちを流さないで、今の自分の状態に気づくことから始めます。
そして、少しでも気持ちが楽だと感じられるにはどうすればいいか、などもお話しました。

小グループに分かれて参加者同士で話しをしてみると、話す前と気持ちは変わるかな?
ちょっと、ひと息ついて深呼吸すると、しんどさが減るかな?
など体験しながらの講義でした。

こんな時期だからこそ、いつも頑張ってくれているからだを気遣い、大切にして、
「いつもありがとうね」って優しく声をかけていきたいものですね。

★オンラインでの講座講師のご依頼も受け付けています★
講師の依頼はこちら→講師活動のページへ