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女性のための自己表現トレーニング@尼崎市

女性のための自己表現トレーニング@尼崎市女性センター

2022年2/3スタートの4回連続講座です。
(2/3,2/17,3/3,3/17 各10~12時)
尼崎市女性センタートレピエで開催され、
フェミカン神戸のスタッフが講師を務めます。

自分の気持ちがうまく伝わらない
断りたいのに断れない
嫌われたらどうしようと思い話せない

これらはもしかすると、あなたが人づきあいが下手だから、ではなく
育ちの中で身につけた”女性らしさ”が、その背景にあるのかもしれません。

この講座では、自分のとりがちなコミュニケーションパターンを知り、
「自分もOK,相手もOK」なアサーティブなコミュニケーションを学びます。
仲間と一緒に学ぶことで、気づきが深まったり、
「私もやってみよう!」といい刺激与えあえる場面もたくさんあります。

毎年、フェミカン神戸のスタッフが講師をお受けしていますが、
最初は緊張しながら参加された皆さんが、
だんだんと笑顔で話されるようになるのが楽しみでもあります😊

無料・託児付き(1歳~)ですので、子育て中の方も参加していただけますよ。

自分らしいコミュニケーションにチャレンジしてみたい方、
どうぞご参加お待ちしております!

詳細は尼崎市女性センターホームページでご確認ください。
申込みは2021/12/24必着です!

2020年度の講座の様子→こちらの記事
2019年度の講座の様子→こちらの記事
2018年度の講座の様子→こちらの記事

※フェミカン神戸主催の講座情報はこのホームページ(講座・講演会)か、FaceBookで随時ご確認いただけます。
※講師のご依頼はこちら⇒⇒講師活動

語り・聴くことでエンパワメント

9月に始まったオンライン基礎講座『フェミニズムを学び女性支援に活かす』
スタートから3カ月が経ち、まるで秋に木々が色づくように、ひとりひとりの学びが深まってきています🍁🍁
こんなにも素敵な皆さんが、女性支援を学び、実践されていることに、毎回感動しています💜

後期では、参加者の皆さんによる語り合いをたくさんしています。
自分のことを、自分の言葉で語り、
仲間の話をただ聴く
その体験を繰り返すことで、
それぞれが「わたしOK」と少しずつ感じていかれる場になっています。

1960年代後半アメリカで、女性が集い、その時々のテーマで自分自身を語ることを始めました。
それがフェミニストカウンセリングの始まりでもある”CR(コンシャスネス レイジング)”です。
参加者はみんな対等です。

私はこれまでいろいろな語り合いや、シェアリングの場に参加してきました。
それぞれ、よかった点はあるのですが、
フェミカンでの語り合いは、CRに限らず、
”社会が、私の悩みやしんどさについてこんな影響を与えていたんだ
(personal is political)”という気づきがあることが多く、
そして、それを共有する仲間がいることが客観性と力を与えてくれると感じています。

今回実施している基礎講座では、CRをベースに、
・SET(自己尊重トレーニング)
・AT(アサーショントレーニング)
を体験していただきながら、
支援者として必要な”自分を知る”こと、”対等であること”
など、それぞれの方に必要な経験をしていただけるように、と願っています💖

参加者の皆さん、あっという間に残り1ヶ月です。楽しんでいきましょう!
今回参加できなかった方とも、また、このような機会を持つことが出来たらいいな~、と考えています!

声を上げる・行動する

最近、勇気ある行動に心を動かされることが多いです💜

最初に声をあげること。
行動で自分の立場や生き方を示すこと。。。
みなさんはいかがでしょうか?

「MINAMATA」という映画を観ました。
水俣病の映画、EugeneSmithという写真家の話、ですが、それにとどまらず
小学校で習った”公害問題”の知識では全く見えてこなかったとても困難な対立が描かれており
そこに生きる人々の心情が伝わる映画で、とても心に残りました。

私たちの社会がいつも含んでいる「対立」。
その多くはお互いが「正しい」と信じる物が違う、ゆえに起きているのではないでしょうか。
「正しさ」と「正しさ」という、観念のぶつかり合い。

そのことを考えている中で、少数者の声をなかった事にしてしまう「多数決」というあり方を、
幼い頃からあたかも正しい唯一の方法かのように身につけている自分に気づきました。

最近出席した会議でどなたかが「多数決で決めましょう」と言われ、
少数派(ひとり)を自覚していた私は「言っても無駄だった」と空しさを感じたと同時に
責任が減った安堵のようなものも感じました。

結果、私とは違う意見が賛成多数で採用されたのですが、
そこに「本当にこれで良いのか」と私に聞いてくれた方がいて、その言葉にハッとさせられました。
私の少数派の意見を、もう一度みんなと同じ土俵に上げてくれたのです。

小さな出来事でしたが、上手く行動出来なくても、意見を通すことができなくても、せめて理解されることでその場に繋がり続けることができるのだと体験しました。

多数決と言えば、選挙ですね。
今回の衆議院選挙では「ジェンダー・多様性」に関する公約も争点になっています。
社会に残る慣習、作られた「正しさ」。
今まで疑われさえしなかったり、疑念を持っても大きな声にかき消されたりしたこともたくさんあります。

日常生活では、私はそうしたことを、つい置き去りにしてしまいがちなのですが、
MINAMATAの映画をきっかけに自分に問い直し、
投票に行くこととともに、改めて、一人ひととしての行動でできること、フェミカン神戸としてできること、など引き続き考えていきたいと思います。

何かを「する」ということは(「しない」という行動を選択しても)
必ずそこに変化を生み出します🌱
常にポジティブな変化を生み出せるような選択をしたいと思います。

 

リプロダクティブヘルス/ライツ

9月26日「世界避妊デー」、9月28日「安全な妊娠中絶のための権利の日」だそうです。
先日NHKニュースで見るまで、この日があることを知りませんでした。

開催中の『オンライン基礎講座』でもリプロダクティブヘルス/ライツの講義があったばかりです。
性と生殖に関する健康と権利 という意味で
SDG目標5の中のターゲット5.6「セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツへの普遍的アクセスを確保する」にも含まれています。
と、一度聞いてもなんだかよくわからない難しい言葉ですね。
でも実はすべての人にとってとても大切な権利です。

女性に限った権利ではありませんが、特に女性はその権利が保障されてこなかった歴史があります。また、偏見も根強くある分野です。
日本でも、国策、政治、社会の影響を多大に受けてきたのです。
(基礎講座で詳しく学びましたね!パーソナル・イズ・ポリティカル)

たくさんの権利がありますが、その一部を挙げてみます。
皆さん自身や社会の中では権利として保障されているでしょうか?
□パートナーを自由に選択する権利
□妊娠、出産について自由に決める権利
(産む(いつ、何人)/産まない)
□性に関する正しい情報を持つ権利
□保健医療サービスを受ける権利

何気なく「孫の顔が見たいわ~まだなの?」なんて言うことも、
言われた側がそれに「従わなければならない」などと感じる場合、相手の権利を保障していない言動になるかもしれません。

避妊、中絶に関しても、日本は後進国です。
避妊方法について学んだり、教えてもらったりする機会、
それをパートナーと話し合う機会を持つことは稀なのではないでしょうか?

(女性が)これら権利を知れば解決するのではなく、権利をお互いに尊重できる社会であることが大切です。

とはいえ、世界避妊デーのニュースを息子と見ていた私も、息子と性に関する話をすることに躊躇しているひとりです。
性の話題って、私たち親世代の意識を変えていくことも大切ですね。

ここでひとつ宣伝です。
年明けの2022年3月5日に家庭内での性教育をテーマにした公開講座を予定しています。
講師は『おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方』
の共著者 フクチマミさん です。
オンラインで参加していただけます。
詳細は後日アップデートします。

大切なことと知りながら、多くの人が避けてしまう性の話(これも社会・文化的な習慣ですね)
ですが、無理なく、正しく伝えられるようなきっかけになればと思います。

【報告】女性のための自己肯定感UP!ワークショップ

2021年7月から8月に行ないました3回連続講座
『女性のための自己肯定感UP!ワークショップ』(オンライン)が終了しました。

今回の講座は、日頃の女性へのカウンセリング実践のなかから、
女性が自己肯定感を向上するために必要な3つの視点
①完璧主義をやめよう、
②身近な人との関係を見直す、
③さわやかにNOという をピックアップして開催しました。

自己肯定感を高める講座は、大きく分けて2つの要素の実践を行ないます。
一つは、内在化された自分に対する批判的なパターンや
自分や周りとの関係やコミュニケーションパターン、
社会からの女性役割の要請など、自分自身と社会を見つめなおす時間です。
もう一つの要素は、自己肯定感を高めるための「心の筋トレ」です。

参加者の皆さんには、約2ヶ月間、丁寧に真摯に取り組んでいただきました。
シェアタイムの共感し合う温かい雰囲気も印象的でした。
コロナ禍において、つながりの希薄さを感じる時期だったこともあり、
オンラインワークショップでも、充分親近感やつながりの感覚を感じることができたことを嬉しく感じました。

参加者の方からは
「自己尊重やアサーションはずいぶん以前に受講した経験がありますが、
歳を重ねて再び受講することによって、その大切さとテーマの深さを認識することができ、良かったです。」
「アットホームな雰囲気で他のかたとも交流することができ、温かい講座でした。」
という感想をいただきました。ありがとうございました。

いよいよ基礎講座が始まります!

基礎講座の開始まで2週間を切り、フェミカン神戸の事務所では開催の準備をすすめています。
講師の皆さんに協力していただいて作ったテキストが届きました😍😍

なんと、140ページもあり、たくさんの経験と知恵の詰まった内容に、早くもワクワクしています!

東北から九州まで、たくさんの方にお申込みいただきました😁
いよいよスタートです!

【講座のご紹介】DVを体験した母子のためのオンライン講座

【シェア歓迎!】
DV被害を受け、子どもさんを連れて離れる(加害親と別居する)選択をされたお母さんへ
この情報が届きますように☆

神戸市さんが主催で行われる
DVを体験した母と子のためのもっと素敵な関係作り オンライン(zoom)セミナー』
9/3(金) 10:00~12:00 小1~小4のお子さんを持つお母さん対象

被害を受ける環境から子どもさんを連れて離れること(暴力からの離脱)は本当に大変だったと思います。

離脱後、子どもさんの様子はどうでしょうか?
お母さん自身の心身の状態はいかがでしょうか?
”安全な環境を作る”という、大切な選択をされた皆さんですが、
大きく環境が変わることによるストレスや、DV被害の影響は
その後の生活や親子関係で思っていなかったしんどさにつながることがよくあります。

また、転校やいろいろな手続きや、生活を再建していく時期に、調停が続いているなど、対処しなければならないことが山積みかもしれません。
そんな時に
親からすれば困ったとしか思えないような行動を子どもが起こしたりします。
それを母親が一人で支えなければならない。」
(『被害と加害をとらえ直す』信田さよ子、シャナキャンベル、上岡陽江 より引用)
そんな状況で独りぼっちだと感じたり、よかったはずの”離脱という選択”を後悔されることも多くあります。

その気持ちは当然で、OKなもの。
次にどう行動するかは、新しい環境や、人間関係や、新しいものの見方や、
必要であればサポートを取り入れて、
健全なものにすることが出来ます。

このセミナーとそれに続くグループセラピーでは、
お母さんと子どもさんのそれぞれが自分のことをよく知り、対処できるようになったり、信頼感を培ったり、
また、グループのメンバーからも気づきや学びを分け合い、お母さんと子どもさんのより良い関係づくりを練習します。

フェミカン神戸のスタッフもサポートさせていただきます。

どうぞご参加ください。

【概要:申し込み・問い合わせは神戸市家庭支援課】
https://www.city.kobe.lg.jp/a86732/kurashi/activate/cooperation/dv/dv_event.html
令和3年9月3日(金曜)
・講義「暴力を受けたり見聞きした子どもとの生活について」
兵庫県立大学大学院教授 公認心理師 冨永 良喜氏

・参加者同士の話し合い
・連続講座(お母さんグループ・親子合同プログラム)のご案内
【時間】10時~12時
【対象】DV被害から逃れ、現在パートナーと離れて暮らしている子育て中の女性
(小学校1~4年生の子どもと同居している方)
ZOOMによるオンライン受講が可能な方(ZOOMが使えるパソコンが必要です)
【定員】8名(定員になり次第、締め切ります) 【最少催行人数】3名
【参加費】無料
【申込先】電話:078-322-0249(平日8時45分~17時30分)土日祝休み
E-mail:soudanshien@office.city.kobe.lg.jp
【申込方法】電話・E-mailによりお申し込みください 7月1日(木曜)9時より受付開始します

チラシはこちら(PDF:502KB)

フェミカンの活動と、カウンセラーへのひとつの道

フェミニストカウンセリング神戸の活動を、改めてご紹介します。

私たちは、事務所や委託先で、カウンセリングをさせていただいたり、相談を受けたりすることがメインです。

そして、講座やワークショップの講師やファシリテーションを行ったり、ご依頼を受けてさせていただくこともあります。
最近はDVや虐待、コミュニケーション、自己尊重、に関するご依頼が多いです。
自分たちで開催する場合は、企画や広報なども行います。

女性の権利回復のためには、考え方や物の見方を変えるだけでなく、
社会の制度が変わる必要があったり、
法整備が必要であったりする分野もまだまだあります。
なので、相談などで当事者の方のニーズをお聞きしたり、私たちが見聞きしたものを反映してもらえるよう働きかけ(提言など)をすることもあります。

また、女性問題を理解した支援者が増えるように、人材の育成も行っています。

心理相談が主ですが、そこにとどまらず、社会が変わるように活動するところがフェミカンの特徴です。

□女性の相談を受けるカウンセラーになりたい
□活動に興味がある
□自分の問題意識を、社会を変える運動につなげたい
このような思いをお持ちの方、講座を受講することから始めませんか?

基礎講座「フェミニズムを学び女性支援に活かす」で基本的な学びをした後、
フェミニストカウンセリング神戸では独自の実践的なプログラムを用意しています。(補助金を受けて開催します)

カウンセラーは実務経験がないと就職が難しく、就職できないから実務経験が積みにくいという、仕事をはじめにくい分野です。
本講座終了後、相談現場を持ちながら学べる環境があり、
講座参加をきっかけに当法人への就職や公的な相談機関への就労をされている方もおられます。

お申込みはこちら→基礎講座「フェミニズムを学び女性支援に活かす」

動画でフェミニストカウンセリング

こんにちは。暑い日が続きますね。
今日は動画でフェミニストカウンセリング というタイトルです。
早速ですが、カウンセリングってどんなイメージでしょうか?

ハードルが高い とか、
どんなことを話せばいいのかわからない とか、
カウンセラーはどんな人だろう とか、
なんだか怖い とか、、

はじめて受けられる方から不安や心配も色々お聞きします。

自分のことを誰かに話すって、とっても勇気がいりますよね。
そんないろいろな気持ちをもって来てくださったお一人お一人を大切に、
お話を伺えればと思います。
(申し込み時にご質問などあればお気軽にお問い合わせください)

今日は、フェミニストカウンセリングの一部を動画(音声)にしてみました。

模擬事例ですので、特定の人を想定したものではありません。
でも、女性の問題は地続きなので、どこかで自分に似てる部分があるなぁなどと感じられるかもしれません。
(The Personal is Political)

また、カウンセリングはその時々によっていろいろな力動が生まれるので、これが唯一のものではありません。
ケースバイケースのカウンセリングを動画でお伝えすることに抵抗もあったのですが、
色々な角度からフェミニストカウンセリングを知っていただきたいと思い、チャレンジしてみました。

フェミニストカウンセリングを学んでみたい方は、どうぞ9/4開講のオンライン基礎講座をご利用ください。

始まりました!『女性のための自己肯定感UP!ワークショップ』

3回連続講座、『女性のための自己肯定感UP!ワークショップ』を実施しています。

女性は、人生のなかで人との関係性に影響を受けることが多いものです。コロナ禍、活動が制限される中においては、身近な人と過ごすことも多くなり、あらためてそうした関係における課題に直面したりしている方も多いのではないでしょうか。

今回の講座では、無意識のうちに内面化した自分に対する批判的、否定的、自罰的な考えを掘り起こし、それらがどこからきたものかを振り返ってもらいます。その過程で、自身の置かれた人間関係のありようや状況に気づき、関係のなかで何が起こっていたのか、見つめなおす作業をしてもらいます。そうすることで、無意識、無自覚に定着していた自身の考え方のパターンやコミュニケーションパターンに気づくことができます。自分を知ることだけでなく、自分に影響を与えている身近な人間関係、人間関係を含めた社会環境を知ることで、女性の自己肯定感を育むために必要なもの、手放してよいもの、新たなスキルを学んでもらいます。

オンラインでのワークショップです。参加者同士の距離感、心身の疲れ加減など、対面の講座とは違う戸惑いが、受講者の皆さんにはあるかと思います。アイスブレーキングでは一緒に体を動かすなど、親近感やつながりの感覚がもてるよう工夫をしたり、休憩をはさんだりして、リラックスして参加いただけるよう工夫しています。一方で、この酷暑、安心できるパーソナルスペースからの参加は、オンライン講座何よりの収穫ではないでしょうか。

受講者のみなさんは、メンバーの話に耳を傾け、自身の体験と重ね合わせて共感したり、気づきを得たり、温かな雰囲気の中で学びを深めてくださっています。

次回、8月28日はいよいよ最終回。ワークショップで得た新たなスキルを繰り返し積み重ねていくことが、自己肯定感や自己尊重感を育むための着実なステップです。